素敵な恋のはじめ方 2nd 【赤】 (ページ18)

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週末重岡side ページ18

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濵田「いやぁ…すごかったな。たまにはええな！こういう勉強も」

『せやな』

国際フラワーアレンジメント展の帰り

濵ちゃんがせっかくやから少し観光して帰ろうって言って東京の街を回って

からの、
晩酌。

濵田「でも東京は疲れるわ。休まるところがない」

『濵ちゃんが観光したい言うたやん(笑)』

濵田「ん～、2度目は無いかもな(笑)」

相馬「あれ？しげくん？」

『…？相馬さん！』

濵田「ん？誰？」

『神ちゃんの先輩。舞台女優さん』

濵田「あー！神ちゃんの！」

相馬「はじめまして。相馬みなみです」

飲んでたお店で偶然相馬さんに遭遇した

相馬「どうして東京に？」

『ちょっとした、勉強に』

相馬「そうなの、あ！私今度大阪拠点のカンパニーで舞台決まって、稽古とかでしばらく大阪にいるから、またご飯行こ！」

『そうなんですね！はい、またぜひ！』

濵田「え、ちょ、ちょっと！しげっ！」

『え、なに？』

濵田が俺の腕を引っ張って

相馬さんに聞こえない声で話し始めた。

濵田「ええんか？Aちゃんになんも言わずにそんな約束して」

『別にやましいことないし…ほら、相馬さん結婚してはるから』

濵田「え、それもっと問題やろ！」

『あぁ…確かに…』

不倫、なんて言われたら大変なのは相馬さんの方。

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『あ、あの』

相馬「ん？」

『俺なんかと飯行って、大丈夫なんすか？…ほら、旦那さんとか』

相馬「あー(笑)平気平気！私の旦那、私のマネージャーだから。大阪にも着いてくるし、しげくんのこと、もう把握済だから(笑)なんなら、3人でどう？」

『なんや(笑)そういうことなら、ぜひ』

濵ちゃんはどこか心配そうにしとったけど、

3人なら問題ないやろ。