素敵な恋のはじめ方 2nd 【赤】 (ページ25)

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花言葉ページ25

･

翌日、

東京から帰ってきた

と、大毅から連絡が入っていた。

私は返信はしなかったけど、

仕事が終わってからすぐに花屋に向かった。

流星ものんちゃんも、
今日は早く帰れって。

『こんばんは』

濵田「いらっしゃい！あ、Aちゃん…しげ…やんな？ごめんな？今配達中で。中で待ってて！」

『そうですか…じゃあ、お言葉に甘えて』

濵田「今日は仕事早く終わったんやな」

濵田さんも、私が最近忙しくしているのを知っていた。

『はい』

濵田さんは私たちのことを何も聞いてこなかった。

本当に何も知らないのか、
知っていて敢えて口にしないのか、

は分からないけど。
なんとなく私は後者のような気がした。

『この前、大毅に酷いこと言っちゃって…。このままじゃあかんのも分かってて…だから、ちゃんと話そうと思って…』

濵田さんはそっか。と初めて聞いたように言ったけど、表情は変わらないから、
やっぱり私の予想は当たってたんだと思う。

濵田「大毅は、今日Aちゃんがここに来んくてと、Aちゃんのとこに行ってたと思うで」

『え、？』

濵田「…(笑)戻ってきたら分かるよ」