再会 ページ2
・
中間「今日からこの広報部に新しい仲間が増える。自己紹介」
小瀧「小瀧です。○△大学社会学部卒です。若さいっぱい元気いっぱいで頑張ります!よろしくお願いします!」
中間「いい元気やな(笑)小瀧の席はそこな。指導係は…平石!頼む」
『あ、はい』
小瀧くんの席は前まで流星がいた席。
つまり私の目の前の席。
小瀧「あっ…」
『じゃあ、小瀧くん、社内案内するから荷物整理したら教えて』
小瀧「はい、」
・
小瀧「平石先輩、整理終わりました」
『先輩なんてやめてよ(笑)学生やないんやから。じゃ、ついてきて』
小瀧「はいっ」
会議室、休憩室、印刷室
順に案内して
最後に社食に案内した。
『じゃあ…時間も時間やし、ご飯食べる?』
小瀧「いいっすね」
『ここで食券買って、カウンターに出す』
小瀧「了解です」
私はいつも唐揚げ定食
小さい頃から唐揚げが大好物なんだよね〜♪
食券機に手を伸ばした時
小瀧「はい」
『え?』
目の前には買った覚えのない唐揚げ定食の券
小瀧「平石さん、これでしょ?」
『え…あ、うん……』
小瀧「もしかして、まだ気づいてない?」
『え…?』
小瀧「まじかぁ…!ショックやなぁー」
え、なんの話?
どういうこと?
小瀧「俺の下の名前、望っていうんやけど」
そう言って社員証を私に見せてきた。
『……え、え?…え!?もしかして…のん…ちゃん?』
小瀧「やっと思い出してくれたぁー」
『嘘、なんで!?』
小瀧「なんで…って、大学入る時に家族でこっち戻ってきて、卒業してここに就職したから?」
のんちゃんは昔、家の近所に住んでいた年下の男の子。
所謂、幼馴染。
私が高校、のんちゃんが中学に上がる時にのんちゃん一家はお父さんの仕事で東京に引っ越した。
それ以来会ってなかったし、
あまりにも大人になってて気づかなかった…
84人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:星菜(seina) | 作成日時:2018年10月24日 1時