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どういう動きでそうなったかは分からないが、ソファに押し倒されている。誰に？？フロイド先輩に。
首筋を嗅いでいると思いきや、それはどんどん下がっていく。
「ちょ、フロイド先輩！？」
慌てて押しのけようとしたが、いつの間にか両手がジェイド先輩に拘束されていた。酷く冷めた眼でこちらを見下ろしている。
助けを求めようとアズール先輩の方を見るが、まるでハイライトの無い瞳に無意味だと察した。
その間にもフロイド先輩の顔は更に下がっていき、脚の付け根に到達した時、「ここ？」と言って子宮の真上に手を置いた。そして、手を置いたままぐっとそこを押さえつける。
「なんでこんなとこから血ぃでてんの？」
そういうフロイド先輩もまた、笑みが消えている。
「ぃっ…それは……」
「ヒトのメスはハジメテの際、破瓜に伴い出血すると聞きますが…」
頭の上からジェイド先輩の冷たい声が降ってくる。
「あなたまさか、サバナクロー寮の方とそのような事を？」
アズール先輩がゆらりと向かいのソファから立ち上がり、こちらに向かって来る。
コツ…コツ…と、いつもの忙しない足音とは裏腹に、まるで私に聞かせるかのようにゆっくりと歩いている。
息が詰まる
やばい…恐い……
「そのような事をするために僕達との契約を破ったのですか？ペットの分際で？」
すぐ側まで来たアズール先輩がつい…と指を動かすと、髪留めのリボンが解けて首に巻き付く。
「悪い子にはお仕置が必要ですね」
その言葉とともに、リボンがキツく締まっていく。
あ…死ぬ………
そう思った瞬間、私の脚がフロイド先輩の股を蹴り上げた。
「い"っっ！！？？？」
痛みに怯むフロイド先輩を再び脚で押しのけ、片割れの急な変貌に動揺するジェイド先輩の隙を逃さずソファから起き上がり、3人から距離をとる。
そしてスマホで生理について検索して机にバンっと叩きつけ
「貴方たち、最低です」
そう言い放って乱暴にスマホを取り寮を出た。
行くあてなんてないけど、あの人たちと同じ空間に居たくなかった。
ふと立ち止まって首に巻かれたリボンを解き投げ捨てようとしたが、モノに罪はない。
そっとポケットにしまってもう一度歩き出す。
とりあえず、生理用品買いに行かないと。
サムさんのお店開いてるといいな…
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雪女 - 続きが気になります (2020年11月10日 22時) (
レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)
せいめい(プロフ) - 汀さん» コメントありがとうございます！束縛の仕方が分からなくて悩んでますが汀さんの好みに刺さるよう頑張ります！ (2020年6月26日 23時) (レス) id: 5f40669483 (このIDを非表示/違反報告)
せいめい(プロフ) - いずみさん» コメントありがとうございます！お待たせするとは思いますが今後も読んでやってください！ (2020年6月26日 23時) (レス) id: 5f40669483 (このIDを非表示/違反報告)
汀 - 束縛強めで良きでした…続きたのしみにしています(*ﾟ▽ﾟ*) (2020年6月19日 21時) (レス) id: ae74ce0628 (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - 続きすごく気になります！ (2020年6月9日 15時) (レス) id: 8b6245ca40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せいめい | 作成日時：2020年6月5日 22時
