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夜になって、彼と同じベッドで寝る。
ここは一体どこなのか、私には分からない。
でも思うんだ。
彼となら、なんでもできるんじゃないかって
マヒロ「セナ…眠れない?」
「あぁ…そんな事ないけど」
マヒロ「…俺が、曖昧にしているから気にしていたりすんのか?」
彼の言葉がいまいち理解できなかった。
私はただ、まだ少し心配があっただけなんだけど…
「…えっと」
マヒロ「セナ、俺にその覚悟があるのかと聞かれたらまだ分からない。」
マヒロくんはいつになく真剣な顔をしている。
窓から見える月と星
近いようできっと遠い。
まるで自分たちみたいだった。
彼の瞳に映る月がとても綺麗で、目が離さなくなる。
あなたはいつもそうだった。
全てを諦めていた私を本気にさせた。
もう離せなくなるくらい、夢中にさせた。
他に代わりのない、ずるい人…
「…マヒロくんは私が星の国の人間でも、一緒にいてくれる?大嫌いな星ヶ崎の人間を…貴方は信じてくれる?」
マヒロ「俺はまだ、自分のしている事が正しいのか間違っているのか、よく分かっていない」
「…そう」
マヒロ「でもこれだけは本当だ。俺はあの夜からお前の事しか考えられなくなっていたんだ。」
今日は綺麗な三日月だった。
周りの星たちも輝いて、全部全部私達すら隠してくれているみたいで…
マヒロ「だから俺は…」
「ねぇ、マヒロくん」
マヒロ「え?」
きっとこれが運命だ。
運命なんて、自分で信じるか信じないか
私はきっと、この人とならどんな運命も生きられる。
この星に誓って…。
「私、マヒロくんが好きよ」
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メロンパン - お久しぶりです。受験、終わりました。やっと、セピカさんの話読めます!私、この非現実的な話好きですわ。これからもよろしくです! (2021年3月16日 19時) (レス) id: 4669bf361c (このIDを非表示/違反報告)
葵 林檎 - 情景が浮かびやすくて、とても綺麗な感じだから、めっちゃドキドキして読んでいます…! この二人は、どうなるんでしょうか…?! 更新、頑張って下さい!めっちゃ応援してます…! (2021年2月17日 16時) (レス) id: 2561b1222b (このIDを非表示/違反報告)
狼狐(うるふぉっくす)(プロフ) - 自分も許されない恋をしているので、主人公にすごく共感できます…。 (2021年1月29日 19時) (レス) id: df161cba77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2021年1月25日 21時