38 ページ38
ソラside
「…」
父「どうやら私の監視の目が薄かったようだな」
ライア「僕も驚きました。窓から飛び降りた瞬間、魔法のように2人が消えた。あれはとてもただの男じゃない」
お嬢様が消えた。
正確に言うと、婚約者との密会中に不審者が入り、お嬢様を連れていっただとか婚約者は言っている。
当然お父様が許すわけなんてない。
父「君は知らないのか?…ソラくん」
「僕は…」
きっとその不審者というのは
あの時の…貴崎マヒロという月の国の戦士
お嬢様はきっとあの男の事が…
「…知りません」
父「…そうか、全くセナは何をしているんだ。ライアくんとの婚約発表も近いというのに」
ライア「僕だって悲しいんですよ?大好きな娘さんを見ず知らずの男に略奪されるだなんて」
父「すまないな…」
ライア「いいえ…でも僕はその男を見つけたら…許せないかもしれないですね…?」
「…」
お嬢様、あなたは本当に自由でわがままな方だ。
僕はそんなお嬢様に惹かれた
そんなお嬢様は素敵だ。
でもある時には貴方の身分と家柄にとって
邪魔なものにすらなりかねない。
「お嬢様…一体どこへ」
ライア「君はもしかして、セナに惹かれているのかい?」
「あんたよりずっと…ずっと前から僕はお嬢様を見ていた。でもあんたとは違う、俺は押し付けるだけを愛だなんて思わない」
ライア「へぇ、じゃあ…」
ライア「一緒に探しに行こうか、セナを」
70人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メロンパン - お久しぶりです。受験、終わりました。やっと、セピカさんの話読めます!私、この非現実的な話好きですわ。これからもよろしくです! (2021年3月16日 19時) (レス) id: 4669bf361c (このIDを非表示/違反報告)
葵 林檎 - 情景が浮かびやすくて、とても綺麗な感じだから、めっちゃドキドキして読んでいます…! この二人は、どうなるんでしょうか…?! 更新、頑張って下さい!めっちゃ応援してます…! (2021年2月17日 16時) (レス) id: 2561b1222b (このIDを非表示/違反報告)
狼狐(うるふぉっくす)(プロフ) - 自分も許されない恋をしているので、主人公にすごく共感できます…。 (2021年1月29日 19時) (レス) id: df161cba77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:セピ | 作成日時:2021年1月25日 21時