おかえりが言えなくて〜Prologue（１）〜 ページ3
｢はぁ。。。。。｣
盛大なため息から始まる毎日。
二年もの間放ったらかしにしてしまったAが俺を待っていてくれたりは。
うん、しないよな――――――
兵役だからって。
ＳＮＳを制限されてたからって。
国外の通話も自由にはできなかったからって。
そんなの、こっちの都合で。
生まれも育ちも日本のAは そんなこと知らないだろう。
それに。
俺が知る限り
極度の寂しがりで
スキンシップもたっぷり必要なAが独りで待つなんて無理だと思った。
近くて遠い空の下。
君はもう、新しい世界で新しい日々を過ごしているんだろうね――――？
俺だけ。
二年前から時が止まってるなんてコト。
知りもしない、だろうね？？
ーーーーーーーー
「はぁ。。。。。」
またまた、ため息。
「おっまぇ。
な〜に、二年間ずっと哀しみにくれてんだよㅋㅋ」
呆れたように頭をパコーンってしたのはホンちゃん。
“いったぁ〜〜”って唇を尖らせる私に
「でもさ、いい加減に慣れね〜もんなの？二年だぜ？
仕方ねーじゃん。
良くは知らねぇけど 兵役だと携帯制限されたりするらしいし。連絡したくてもできねーだろ。
の、代わりに居る俺の立場がねぇじゃん。。。」
ホンちゃんが二年、マメに側に居てくれたのは感謝してる。。。
ホンちゃんとは、イロイロを経てトモダチに落ち着いた関係。
男も女もない、からこそ一緒に過ごすのに気兼ねもなくて
何よりも。ホンちゃんとの距離感が居心地が良かった―――
ホンちゃんが、そうしてくれていたから、なんだけど。
ホンちゃんが居なかったら。
私は二年、どう過ごしてた、かな・・・・？
「でも、さ。。。
もうきっと、流石に期間満了してるよね・・・？
な、のにさ。。。
何も連絡ないって・・・・
わ、私のコトは・・・っっ・・・」
そこから涙腺崩壊。
俯きながら固く握った自分の拳にパタパタと落ちていく大粒の滴。
始まった、か、どうか、くらいの微妙な関係のまま兵役に就いたビニ。
韓国男子を好きになった時点で覚悟しなきゃいけないのは分かる。。。
けど。
だけど！
二年丸々、何の連絡もなくて、彼女のハズなのに転役になったかどうかも知らせて貰えないなんて。。。
これは。
もう、ゲームセット？リセット？確実なんじゃ。。。。
と、いうか。
元々始まってもいなかった、のかも―――
私がそう、思っていただけで・・・・
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惺華(プロフ) - まるさん» 申し訳ないです。違反、のつもりはなくただ単にチェック漏れだったのですが不快に思われたようで重ね重ね申し訳ありません。今後気を付けさせていただきます (2018年12月4日 7時) (
レス) id: 6baaeab35f (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。作品を消される事になる行為です。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年12月4日 7時) (レス) id: 37f06ab587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：惺華 | 作成日時：2018年12月4日 6時
