【文豪ストレイドッグス】suddenly kiss 2【短編集】

芥川龍之介 ページ3

今から帰る、と連絡して30分。

作戦やらなんやらで、家に帰るのは実に3日ぶりだ。

……1人に、させすぎてしまった。

申し訳ないという思いでいっぱいだが、それをAに伝えれば、らしくないと笑われてしまうだろう。

不本意ではあるが、彼女は僕の冷たい所もお好きらしい。

たまには熱い言葉を交わし合いたいというのに。

「ただいま」

玄関のドアを開ければ涙目のAがいて、どうやら此処で僕の帰りを待っていたらしかった。

「おかえりなさい」

良かった何もなくて、と続く言葉は彼女が心配してくれていたことを表している。

靴を脱ぐのも疎かにAに両の手を回す。

嗚呼、お前だけだよ、僕を待っていてくれるのは。

感謝と、心配への謝罪と、恋慕を込めてキスを落とす。





「息ができない？それほどお前を愛したいのだ」

「ベッドで待ってろ、すぐ行く」

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芥川「貴様の評価？…受けてならんこともない」

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