106本目(山姥切国広) ページ6
「良いも悪いも俺の決めることではあるまい
主のことを理解しているのはおぬし、山姥切国広であろう？」
そういうと、三日月は立ち上がり広間を出て行ってしまった
少し不機嫌に感じたのは気の所為だろうか？
相変わらずよくわからんやつだ
「主不在の今、俺が判断を下させてもらう
主が復帰するまでの間、あんた達は部屋で大人しく過ごしてもらおう」
「寛大な措置に感謝する」
霧幻はそう言うと深々と頭を下げた
俺には分からないからな、Aが何を考えてこいつらを助けたいと思ったのか
正直俺は反対だ
傷つけられたみなの気持ちが分かるからな
Aは同じ人間のことが分かるということなのだろうか
難しく考えても仕方ない、今はできることをするのみだ
「部屋の準備を整える
それまで此処で待っていてくれ」
そう伝え、俺は広間をあとにした
廊下に控えてる刀の中に、粟田口の短刀も何振りかいた
「前田、五虎退、信濃
すまないがあいつらの部屋の準備を頼めるか？」
広間で待っている霧幻と審神者の方を目だけで見て伝えると、明らかに嫌な顔をされた
「山姥切さんの言うことには従います、しかし…」
「あ、あの、…っ！！
やっぱり、なんでもないです、すみません…」
「あいつらの布団に何を仕掛けるか分からないよ？それでもいいかな？」
そうなるだろうとは思った
なんせ人の姿を奪われていたんだ
「何も仕掛けはなしだ、
この通りだ、頼む」
俺が頭を下げると不服そうだがしっかりと返事を返してくれた
そして3振りは俺が指示を出した一番端の部屋の準備に向かった
少しでも目を離したくはない
そう思い俺は2人の気配を感じることの出来る縁側に座った
「国広、帰ってきていたのか」
後ろから声をかけられ、その声の主は俺の隣に座った
「長義か…
俺は、間違った判断をしているのだろうか」
「さぁな、結果が出るまでは誰にも分からない
それが歴史というものだろう？」
本歌、山姥切長義は空を見上げて言った
綺麗だ、という感想は胸に閉まっておこう
俺たちは歴史を守るのが主命だ
歴史の歪みを感じた主が命ずるままに出陣し、時間遡行軍を倒す
考え方によってはそれしかしてこなかった
俺たちはどうあるべきか、今生きている人達をどう守っていくのか、今一度深く考えないといけないな
修行に出たというのに、情けない話だな
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夷空斗(プロフ) - 悟空とサトシの子供てw例えが独特wさん» コメントありがとうございます！この本丸では仲良くして欲しいなと思いお互いが名前でちゃんと呼んでくれたら嬉しいなと…！改めましてご閲覧ありがとうございます！更新頑張りたいと思います！ (2020年1月24日 9時) (
レス) id: f72fb144b6 (このIDを非表示/違反報告)
悟空とサトシの子供てw例えが独特w(プロフ) - ふぁっ、ちょぎが国広呼び…てぇてぇですなぁ。あ、ずっと前から拝見させていただいてます、更新楽しみにしています! (2020年1月23日 16時) (レス) id: e085487720 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夷空斗 | 作成日時：2020年1月21日 23時
