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103本目(山姥切国広) ページ3

Aが手術室と書かれた部屋へ連れていかれた時、俺はAの友人と外の椅子で待っていた







今更だが説明させてもらおう


俺が何故あの歴史修正主義者と共にいるか






__数時間前__






俺はAによって歴史修正主義者の拠点へと飛ばされた





「なにか来る気配はしたが、まさか刀剣男士とはな…」




そう冷ややかに見つめられ、俺は本体に手をかけた



「お前は“霧幻”と言う者で間違いないな?
主の命により、共に来てもらいたい」





数秒見つめ合うと、霧幻は高笑いをした



「あっはははははっ!!
面白い刀だなァ!山姥切国広

歴史修正主義者に向かい、共に来いって何つう審神者だ!」






腹を抱えて笑っている…
ではなくて!説得せねば





「主があんたを必要としている」





「ほぅ、で?
理由くらいは聞いてやるよ、ここに乗り込んできた度胸を褒めてやる」



そう不気味に笑った
本当にこいつであっているのか?





「俺達の本丸は今、ある審神者により甚大な被害を受けている
見習いの審神者がその現状を回復に向けて動いてくれているんだ」



「へぇ、その審神者と俺、どんな関係があるんだ?俺がそこを狙って本丸ひとつ潰してもいいぜ」






楽しそうに笑うこいつを見てるとだんだん腹が立ってくる


だがAのために、ここは抑えなくてはならない






「見習いの名は“希純”、審神者は鈴音という」






名前を聞いた途端に霧幻の顔色が変わった





「希純だと…!?それに、鈴音?」



「どんな関係かは俺は知らん、ただ連れてこいとしか言われてないからな」






そこまで言うと、霧幻は腕を組み悩んでいるように見えた




「山姥切国広、今から俺と手合わせだ」




「…は?」




有無を言わせずに霧幻は切りかかってきた


人にしてはかなり早い





「な、なにをするっ!!」



受け止めながら俺と霧幻は会話をした
むしろ会話したいがために、こいつは俺に刃を向けたとしか考えられない




“自分が元審神者である事”
“妹が政府の犠牲になり、審神者となった事”
“妹を救うために歴史改変を行おうとしていた事”





話を聞く度に剣圧が軽くなっていき、俺たちは手を止めて話をしていた




「つまり、愛が暴走しかけてるのを希純が止めようとしているから俺に来いってことな…」




不思議だ、歴史修正主義者だと言うのに全くもって敵意を感じない









「分かった
俺を連れて行ってくれ」

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夷空斗(プロフ) - 悟空とサトシの子供てw例えが独特wさん» コメントありがとうございます!この本丸では仲良くして欲しいなと思いお互いが名前でちゃんと呼んでくれたら嬉しいなと…!改めましてご閲覧ありがとうございます!更新頑張りたいと思います! (2020年1月24日 9時) (レス) id: f72fb144b6 (このIDを非表示/違反報告)
悟空とサトシの子供てw例えが独特w(プロフ) - ふぁっ、ちょぎが国広呼び…てぇてぇですなぁ。あ、ずっと前から拝見させていただいてます、更新楽しみにしています! (2020年1月23日 16時) (レス) id: e085487720 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夷空斗 | 作成日時:2020年1月21日 23時

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