118本目 ページ18
「いくら元審神者とはいえ今はただの歴史修正主義者にすぎぬ！
私たちは歴史を守る正義の使者だ！」
もう言葉遣いおかしくないか？よくそんな恥ずかしいセリフを言えるよね(笑)
とか笑ってる場合じゃない
この人たちの会話に集中しすぎたみたいで、この本丸へ何人かの人間がまた入ってきたっぽい
なぜ分かったのかって？足音の重さが人間なのよ←
「この本丸は囲まれている！観念しろ！」
そう言うと同時に襖が一気に開けられた
そしてその人間の手の内に、大事な刀達はいた
何故かその言葉の通りの刀の姿で
私は霊力を途切れさせたり、刀解したりしていない
『やってくれたわね…』
刀たちには1枚ずつ札が貼られていた
おそらくあの札が人間の姿を解く札なんだろう
『…長義、国広、あんた達だけでも逃げて
今なら間に合う、屋根裏に隠れて』
私は聞こえるか聞こえないか分からないくらいの小さい声で指示を出したが、2振りは黙って首を横に振った
「じじいもいる、お主たちは主命に従うといい」
隣にいた三日月は笑いながらそう言った
笑っている場合じゃないんだけどな
「こいつを置いていけと…！？」
「俺たちはそこまでおちぶれていないぞ」
『たまには言うこと聞いてよ…！』
私が少し強めに言うと、渋々といった感じだけど行動してくれた
急に立ち上がり、二手に別れて廊下を走り出した
「逃げた刀を追えっ！！」
そう言って追いかけようとした人達の前に、私と三日月が立ち塞がる
『ごめんね、こんな役目を一緒にさせて
本音は三日月も一緒に逃げて欲しいんだけど…』
「なに、俺は嬉しいぞ？
孫と戦う気分だ」
なんて言い方なのやら、おかげで緊張がほぐれた
「人間っつうのは本当に自分勝手な生き物だよな…」
「兄様、何を言ったって無駄よ
この組織は自分のことしか頭に無いもの」
2人の兄妹を巻き込んでしまったことを本当に申し訳なく感じる
この場は何とか切り抜けて、政府の本拠地に乗り込むしかないと思った
そう思い自分の武器である札を構えようとした時に、なにか自分の体が重く感じた
気の所為なんかじゃない、体制が保てない
私は両膝を地面に着けてしまった
『なに、これ…？』
体を重く感じたのは私だけじゃなかった
霧幻と鈴音さんも同じ状態だった
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夷空斗(プロフ) - 悟空とサトシの子供てw例えが独特wさん» コメントありがとうございます！この本丸では仲良くして欲しいなと思いお互いが名前でちゃんと呼んでくれたら嬉しいなと…！改めましてご閲覧ありがとうございます！更新頑張りたいと思います！ (2020年1月24日 9時) (
レス) id: f72fb144b6 (このIDを非表示/違反報告)
悟空とサトシの子供てw例えが独特w(プロフ) - ふぁっ、ちょぎが国広呼び…てぇてぇですなぁ。あ、ずっと前から拝見させていただいてます、更新楽しみにしています! (2020年1月23日 16時) (レス) id: e085487720 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夷空斗 | 作成日時：2020年1月21日 23時
