116本目 ページ16
「今更介入されても納得できるはずがないだろうっ！！！」
長義の荒々しい声が廊下まで聞こえた
「あ、あるじさん！
おかえりなさい〜！」
廊下で事の成行きを見守っていたうちの一振、乱が泣きついてきた
『た、ただいま…』
正直抱きつかれるのはまだ痛む
でも甘えてきてくれることがとても嬉しかった
「大丈夫か？大将
まだ痛むんだろ？」
薬研が乱の首をつかみ引き剥がしてくれた
『まぁね
でも私だけ休んでる訳には行かないよ』
そう言って私は襖をあけ、三日月と長義のいる部屋に入った
「おやおや、見習い殿
もう傷はよろしいのかな？」
わざわざ他人行儀な言い方をして、三日月の考えは本当によく分からないものだ
『お陰様で
それで？なぜ急にこの人たちが？
見習い研修今日までですよね？』
三日月と長義の反対側には、政府の人間と思われる黒い服を着た人が二人いた
1人は40は超えてるだろう男性、もう1人は30くらいか体格のいい男性
「なんだその目は、自分がどういう状況か分かっているのか！？
貴様は政府との連絡を怠ったんだぞ！！」
うわ、まだ10代の女性をそんなに怒鳴らなくてもいいじゃん
そんなことを腹の中で思いながらも私は感情を出さないように気をつけないと
『怠った？できなかったの間違いでは？
私はこの本丸の結界に閉じ込められていましたから
むしろ政府の対応が至らなかったと思うんですけど』
私は間違ったことは言ってない
なのに益々逆上された
政府の人は拳をわなわなと震わせて握りしめている
「貴様…！
元歴史修正主義の分際で政府に楯突くかっ！」
そう叫んだ瞬間、一振の刀の刃先がその人の首を捉えていた
「それ以上、こいつを冒涜すると首が飛ぶぞ」
国広が目にも止まらぬ早さで抜刀していたらしい
早すぎて私も見えなかった
「穢れた刀が何を言うか…！」
刀を突きつけられていても歳が上がっている方の人間は言葉を辞めなかった
その言葉に更に国広の視線は細められ、刀を握る力が強くなったように見えた
『刀を下げなさい、山姥切国広』
私がこう言うとは想像していなかったのか、目を見開き私の顔をマジマジと見つめた
その後にため息と共に刀を下ろした
『あんたらに非難されるいわれはない
用が済んだなら早く帰って』
さっきまでの口調と一変した私の言い方に政府の人は眉を寄せた
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夷空斗(プロフ) - 悟空とサトシの子供てw例えが独特wさん» コメントありがとうございます！この本丸では仲良くして欲しいなと思いお互いが名前でちゃんと呼んでくれたら嬉しいなと…！改めましてご閲覧ありがとうございます！更新頑張りたいと思います！ (2020年1月24日 9時) (
レス) id: f72fb144b6 (このIDを非表示/違反報告)
悟空とサトシの子供てw例えが独特w(プロフ) - ふぁっ、ちょぎが国広呼び…てぇてぇですなぁ。あ、ずっと前から拝見させていただいてます、更新楽しみにしています! (2020年1月23日 16時) (レス) id: e085487720 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夷空斗 | 作成日時：2020年1月21日 23時
