鶴が四十人 ページ40
散歩から戻った後、私は内番の様子を見て周り、夕餉の手伝いをしに厨へ向かった
今日は虎徹達と、新選組刀だった気がする
喧嘩した人たちとしてない人たち、そうはっきりわかる夕餉だった
まぁ要するにボロボロな料理と綺麗な料理ということだね
夕餉の時も、鶴丸は帰ってきていなった
いつもだけど…
でも今日は待って、話をするって決めてるんだ
＿＿＿＿
お風呂も入った、歯も磨いた
あとは鶴丸が帰ってくるのを待つだけ
というか早く帰ってきて
私は玄関の外の階段に座り、鶴丸の帰りを待った
『さむ…』
白い息を吐き、夜空を見上げる
無数の星が輝いているのを月が見守っているような澄んだ空
赤くなってきた手を合わせ、息をかけて温める
ホッカイロとか持ってくればよかったな
…なんか、すごく眠くなってきた
私は寒空の中、うとうとし始めてしまった
ちょうどその時、久々に会う人物の声が聞こえた
「こんな寒い夜中に何をしてるんだっ！？」
少し怒ったような声
鶴丸に怒られるのは初めてかもしれない
それでも、今は久しぶりに会えたことが嬉しくて思わず笑顔がこぼれてしまった
『えへへ、国永久しぶり』
私が緩い顔をしていたせいか、鶴丸は溜息をつきながら自分の白いフードのついた羽織を私にかけてくれた
「中に入るぞ、寒いだろ？」
呆れたように笑い、手を差し伸べてくれた
私はその手を取り立ち上がった
「冷たっ！？いつから外にいたんだ！」
『えーっと。2時間、かな？』
さっきより大きなため息が聞こえ、私の手を握る力が強くなった
そんなに怒らなくても…
私は引かれるがままに歩き、私の部屋に着いた
「それじゃあ、俺は戻るからな」
鶴丸は背を向けて、伊達刀のところに戻ろうとした
冬休みに入ってから、鶴丸は私と一緒に寝てくれなくなった
ここに来てからずっと一緒に寝てくれてたから結構寂しい
『待ってっ！』
鶴丸が一歩踏み出した時、私は鶴丸の腕を掴んだ
鶴丸は驚いたように振り返った
『お願い、行かないで…』
私が俯いて言うと、鶴丸は私の正面に座った
そして、私が掴んでいる方と反対の手で頭を撫でてくれた
「何かあったのか？」
とても優しい声
鶴丸はなんで最近本丸にいないのか、そう聞きたかったけど、怖くて聞けず私は泣いてしまった
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夷空斗(プロフ) - まつさん» 本当ですか！？私はよく口調が迷子になります…お互いに頑張りましょう！ (2018年9月2日 0時) (
レス) id: 607aafe4eb (このIDを非表示/違反報告)
まつ(プロフ) - 夷空斗さん» 全然大丈夫ですよ！私も刀剣乱舞の小説書いてるけど全然駄目ですからw (2018年9月2日 0時) (レス) id: aa6f182c0d (このIDを非表示/違反報告)
夷空斗(プロフ) - まつさん» コメントありがとうございます！上手く鶴丸を表現できてるかいつもドキドキしながら更新させてもらってます（笑）応援ありがとうございます！頑張りますっ！ (2018年9月2日 0時) (レス) id: 607aafe4eb (このIDを非表示/違反報告)
まつ(プロフ) - ところどころ感じる鶴丸の愛に和ませて頂いています！高評価をしたいのに一回しかできないのが悔しい限りです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2018年9月1日 22時) (レス) id: aa6f182c0d (このIDを非表示/違反報告)
夷空斗(プロフ) - 紗衣さん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけるように頑張ります！ (2018年8月27日 23時) (レス) id: 607aafe4eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夷空斗 | 作成日時：2018年8月22日 16時
