【刀剣乱舞】私のおばあちゃんの家が驚きなのですが…

鶴が三十九人 ページ39

冬休みに入ってはや1週間…






『くーにーなーがー、何でいないのーーっ！』






誰もいない部屋に叫んだ
そう、鶴丸は最近朝早く出ていって、夜に帰ってくる

部隊からも外してくれって言われたから、第一部隊から外した

何を考えているのか分からない

聞いても答えてくれないから、もう聞かないようにしている





「お嬢！少しお散歩しよ？」



加州と大和守が部屋に来た
内番の服寒そう、じゃなかった





『いいよ、どこに行く？』




「今日は裏山に登ってみない？」

「えぇ。汚れるじゃん」






仲がいいのかわるいのか
扱いにくい刀達です(笑)



行先は歩きながら決めるとのことで、私も袴のままお散歩に出た







＿＿＿＿




裏山じゃない、どっちかと言ったら川に向かった
なんでやねん、なんで寒いのに川沿い歩くの






「お嬢、最近元気ないね」








急に加州にそう言われた
普通に振舞っていたつもりだったけど、そう見えていたのか
それは心配をかけて申し訳ないな







「やっぱり、鶴丸がいないと寂しい？」

「小さい頃からベッタリだったもんね！」








ケラケラと笑っていう大和守を軽くにらみ、ため息をついた






『やっちゃん、今すぐ首落としてあげようか？

って言いたいけど、そうなんだよね
構ってくれなくて結構寂しい』








素直に本音を言うと、二人に驚かれた
そりゃあね、ここに来たばかりだったらツンツンしてたけど、みんなのおかげで素直に過ごせるようになったし









「明日話があるって引き止めれば？」



「なんなら、僕達も協力するから」







両側から手を繋がれる
驚いて両方見ると、暖かい表情をしていた







繋がれている手が暖かい






そうだよね、話してみないと分からないことあるもんね





『ありがとう、きーちゃん、やっちゃん
私元気でたよ！帰ってきたら話をしてみるね！』






外の気温はとても寒く、雪もうっすら積もっている
それでも、私の家族とも言える刀達のおかげでとても暖かい気持ちになれた


一人で塞ぎ込むより、頼れる刀達がいるんだから、もっと頼ろうって思ったね







「あーあ、愛されちゃってる鶴丸ずるいなぁ〜」




隣で加州が唇を尖らせて言った
愛してる？私が鶴丸を？





確かに大切な家族として愛しているけど…








…あれ？なんだろう








なんか、こう、胸がチクチクする




私は顔が赤いをのを寒さのせいだと思い、二人と散歩を楽しんだ

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