【刀剣乱舞】私のおばあちゃんの家が驚きなのですが…

鶴が二人 side鶴丸国永 ページ2

よっ！俺は鶴丸国永だ！








今俺はAが通っている寺子屋…じゃなかったな、学校という所に来ている









俺達の主、花菜が死んでしまったのが原因か分からないが、本丸から自由に出たりできるようになった





それだけじゃなく、何故か空まで飛べるんだ！驚いただろ？







それがわかってから、俺は毎日のように本丸を抜け出し、Aを影から見守っている






あんなに小さかったのに、こんなに大人になっちまって…









ただなぁ、俺からは見えるのにAは俺のことが見えないらしい








これもこれで驚きなんだがな(笑)









「鶴さーん！！」





おっ、光坊が下で俺を呼んでいる




「どうした？」






俺は窓からAを見ていたが、光坊の隣に降りた






「本丸の長谷部くんから連絡入ったよ
少し離れた廃工場で撤去作業を行っている審神者が時間遡行軍に襲われそうだって」







「わかった、すぐに向かうか！」







最近の時間遡行軍は、過去に戻ってではなく、直接審神者を狙ってくることが増えた







まぁ審神者が本丸にこもるじゃなくて、こっちの時空と本丸と行き来するっていう理由もあるんだけどな









主だって、買い物に行くのを引き止めてりゃ、俺達が守れたのに…！







「鶴さーん！みっちゃーん！！」




「貞、あまり大声を出すな」




「貞坊に伽羅坊！？
なんだ、光坊と2人だけだと思って焦ったじゃないかー」







年寄りは労わって欲しいぜ、という意味を込め、コンテナの上に座った





光忠はくすくすと笑って俺を見ていたが、遡行軍の気配を感じたのか、目つきが変わった







「貞ちゃん。敵の数は？」




「短刀2振り、脇差2振り、打刀と槍って編成だぜ？」







4人で顔を合わせただけで、誰がどう動くのか何となくわかる






貞坊と伽羅坊が短刀と脇差の相手をする、俺と光坊で打刀と槍をさっさと始末して、残りを助ける







頷きあい、戦闘に入る






ま、俺らの圧勝なんだがな







「って！俺いらなくないか！？」





「何言ってんだ鶴さん！鶴さんいねぇと始まんないって！！」






貞坊、それは説得力に欠けるぞ






「俺は戻るからなぁ〜」






そう言い残し、Aの学校に戻る







審神者の孫だからな、どうしても心配なんだよ






遡行軍だけじゃなく、下手すりゃ人間も相手になるかもだからな








俺が見えなくても、Aは俺が守るんだ

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