審神者始めました (ページ40)

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その40 ページ40

『手伝いに来たけど、何かやることありますか？』

思わず敬語が飛び出す

だって威圧感すごいんだもん

紫の着物の人が勢いよく振り返ってきた

「もしや、そなたが主か！！」

！！岩融っ、

違う、山姥切を折った岩融じゃない

当たり前だ、あれはお姉ちゃんの岩融だったから

『そうだよ、私はA
よろしくね』

「あるじさまー！やっともどってきましたね！」

今剣が足元に抱きついてきた

可愛いなぁ、でも、なんでこんな巨人族の中に？

「初めまして、私は太郎太刀と申します」

「アタシは次郎太刀！よろしく！」

お、ここも兄弟か

何故かって？なんか雰囲気が似てるから

『太郎と次郎ね、よろしく
種類は、、、打刀とか短刀じゃなさそうね』

「おふたりは、おおたちなんですよ！」

今剣が説明してくれた

どちらも使えるかわからないくらい大きい刀なんだそうだ

『身長高いから、大掃除とか楽そうだね』

しまった、思わず本音が漏れた

「あはははっ！面白い主だね！
後で一杯やろうよ！」

次郎は元気だな

太郎が落ち着いているせいか、余計そう見える

「あるじさま、おてつだいしにきてくれたんですよね！
だったら、ぼくとはいぜんしましょう！」

今剣に言われた通り、巨人たちが取り付けした料理を広間に配膳する

めんどくさいな←

後で改造して食堂にしたい

そして給食みたいなシステムにした方が厨当番の労働も軽くなるでしょ

広間に行って厨に戻ると人が増えてる

『ひ、久しぶり、石切丸』

「やあ、主
戻ってきていたんだね、良かったよ」

そんで、その石切丸の後ろには山伏がいる

なんで、みんな背のでかい人ばかり…

まぁいいんだけどね

「ぜんぶはこびおわりました！
みなさん！ゆうげにしましょう！」

今剣が厨の人に声をかけた

私は全部の部屋を回り、皆を呼んでくることにした

知ってる人の部屋を回って、初めて会う人の部屋にも行って

思ったことを言うとね、大広間ってこんなに狭かったっけ？

それだけ仲間が増えた

とても嬉しい事だよね

早くみんなと馴染めるといいな

そう思いながら本丸をぐるりと歩いて広間に戻った