56本目 ページ6
『伊達の方々いる？』
、
。
、、
返事がないっ！！？
なんでだろう、敬語使わなかったから？
どうしようかと考えていたら、ゆっくりと襖が空いた
「君は誰だい？
主ではない人間がここに居ると殺されてしまうよ」
出てきてくれたのはいかにも誰かを切り殺しそうなオーラをまとった光忠
怪我を負っているせいか、ますます凄みが増している
『光忠、その怪我直してもらえてないの？』
私は彼の言ったことをスルーして体のことを聞いた
「その声…もしかして、Aちゃんかい？」
バレるのはや、てか光忠が鋭すぎる
彼には隠しても意味ないと判断して、素直に頷いた
「やっぱり！
ちょっと部屋の中おいで」
一瞬嬉しそうな顔をすると、直ぐに周囲を警戒し、私の腕を引いた
「みっちゃん！なんで人間がいるんだよっ！」
「待て、貞
こいつはまさか…」
いやいや、まてまて
伊達の方々鋭すぎでしょ
私はこんのすけと顔を合わせて、ため息をついた
『なんで伽羅にもバレるかな…
まだ会話すらしてなかったのに』
ここにいて布を被ってる意味は無いと思い、布を外し、マスクもとった
「髪、切ったんだな」
伽羅はそう言うと頭を撫でてくれた
って、いつまで経っても子ども扱いやめないし
少し伽羅とじゃれた後、光忠は真剣な顔をしてこちらを向いた
「Aちゃん、もうここは安全じゃないんだ
帰った方がいいと思うよ」
「ホントにAか！
すっげーびっくり！
じゃなかったな、俺もみっちゃんに同意見だ」
いつも明るい貞もなんだが元気がないように見える
『私はこの本丸に研修に来たの
つまりは審神者見習いってやつ
すぐ帰るって選択肢は私には無いね
それに、こんな本丸を放っておけないから』
「主様の言う通り！
僕だってこんな本丸みてられませんよっ！」
私の肩からこんのすけは飛び降りて、畳の上に座った
「こんのすけっ！
本丸探してもどこにもいなくて心配したよ！」
光忠は嬉しそうにこんのすけを抱き上げて喜んだ
「燭台切さん、心配をかけてしまって申し訳ありませんでした
僕はずっと主様と共におりました！」
「じゃあ、Aは本当に見習いできてくれたんだな…」
しみじみと言う貞の言葉に頷き、私も真剣にみんなの顔を見た
『この本丸で何が起きてるのか教えて欲しい』
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夷空斗(プロフ) - リディア94さん» コメントありがとうございます！更新頑張りたいと思います！ (2019年4月10日 13時) (
レス) id: f72fb144b6 (このIDを非表示/違反報告)
リディア94(プロフ) - ものすごく泣けました。どうかみんなが幸せになれますように…！続きとても気になります！更新待ってます！！ (2019年4月10日 2時) (レス) id: 4cfe601cb3 (このIDを非表示/違反報告)
凛華 - 分かりました。楽しみにお待ちしてます。更新頑張って下さい (2019年4月4日 7時) (レス) id: 4a53d6b9ac (このIDを非表示/違反報告)
夷空斗(プロフ) - 凛華さん» リクエストを受けるのが初めてなので未定です。 (2019年4月4日 1時) (レス) id: f72fb144b6 (このIDを非表示/違反報告)
凛華 - いつ頃に出来る予定ですか？ (2019年4月3日 15時) (レス) id: e22aed4daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夷空斗 | 作成日時：2019年3月31日 23時
