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国広を送り出し、私は数珠丸の元へ向かった
鶴丸の足枷、一期の手錠、鶯丸の呪符
これらの事を数珠丸が調べてくれたと国広が言っていたから結果を聞かないと
右目が徐々に見えなくなってきた
私も時間がないのかな…
「主様、数珠丸さんのお部屋はこちらです！」
『お、ありがとう！』
こんのすけがいないと完全に迷子になるところだった(笑)
『数珠丸いますか？』
静かにそう声をかける
しかし反応がない
おかしいなと思い、もう一度声をかけようとしたら急に耳元に生暖かい風が吹いて鳥肌が立った
『ぎゃぁぁぁっ！！？』
「やぁ、そんなに驚いたかい？」
後ろにはにっかりが、名前の通りニッカリと笑っていた
「こらこら、Aさんを驚かせるもんじゃありませんよ」
後ろから数珠丸にたしなめられ、にっかりは残念そうに肩を竦めた
『国広が数珠丸から話を聞けって言われたんだけど』
「その事ですね、分かりました
とりあえず部屋へ」
促され私とこんのすけは青江達の部屋に入った
「実は、あの呪いはちょっと古いものでAさん、あなたほどの霊力を持つ方だと簡単に壊せそうです」
数珠丸はなにか本を探しながら私にそう話してくれた
「あったあった、多分これの事かな？」
探していた本が見つかったのか、にっかりは数珠丸に本を渡した
数珠丸は確認しながらページをめくると、ある項を開いて私の前に差し出した
「恐らくこれのことかと思います」
そこに記載されていたのは間違いなく、鶴丸や一期を縛っている枷だった
「鶯丸殿の呪符は貴方の方が詳しいのでは？」
確かに、器具ではなく札なら私の得意分野だ
『調べてくれてありがとう、さっそく解呪しに行ってくる』
私は青江達の部屋を飛び出して1番近くの粟田口の部屋に向かった
「これで皆さん喜びますね！」
『上手く行けばいいけどね…』
何事もなく部屋の前にたどりつき、声をかける
『一期ー！入るよー！』
返事の代わりに襖が開いた
「主君！お待ちしておりました！」
そう言って出迎えてくれたのは前田
中に入るとみんな揃っていた
『それの取り方を見つけてきたよ
ちょっと痛いかもだけど我慢してね』
そういうなり私は一期の手錠に触り、自分の霊力で破裂させようと力を込める
＿＿＿＿ガシャンッ！！
大きい音を立て、手錠は壊れた
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夷空斗(プロフ) - リディア94さん» コメントありがとうございます！更新頑張りたいと思います！ (2019年4月10日 13時) (
レス) id: f72fb144b6 (このIDを非表示/違反報告)
リディア94(プロフ) - ものすごく泣けました。どうかみんなが幸せになれますように…！続きとても気になります！更新待ってます！！ (2019年4月10日 2時) (レス) id: 4cfe601cb3 (このIDを非表示/違反報告)
凛華 - 分かりました。楽しみにお待ちしてます。更新頑張って下さい (2019年4月4日 7時) (レス) id: 4a53d6b9ac (このIDを非表示/違反報告)
夷空斗(プロフ) - 凛華さん» リクエストを受けるのが初めてなので未定です。 (2019年4月4日 1時) (レス) id: f72fb144b6 (このIDを非表示/違反報告)
凛華 - いつ頃に出来る予定ですか？ (2019年4月3日 15時) (レス) id: e22aed4daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夷空斗 | 作成日時：2019年3月31日 23時
