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「A、まさかこんな寒いのにそんな薄着で来たの？」
「え、う、うん」
無我夢中で走ってきたから寒さなんか感じなかったけどこうして意識し始めると寒くなってきた。
「中入って。今親いないから」
「いや、、悪いよ。ちょっと言いたいことがあっただけだし」
「とりあえず、風邪引くから、」
と、強引に腕を引かれて家の中に入れられてしまった。
「お邪魔します...」
「ほら、ここ、座って。」
トントン、とテーブルを叩く徹に促されて椅子に座る。
「はい、ココア。」
「え、いいのに」
「お客さんなんだから、遠慮しないで。好きでしょ？」
「うん...ありがとう」
さっきから徹のペースに飲み込まれっぱなしである。
私がいきなり来たっていうのになんでこの人はこんなに余裕なのだろうか。
そんなことを考えていると、徹が私の正面の席に腰をおろした。
「それで...話あるんでしょ？岩ちゃんとののと謝らないでよ。岩ちゃんのこと好きならそれで...」
「私、、徹のことが好きです」
「え、？」
徹の話を遮って、私はずっと、心の奥底にしまっていた本当の思いを今の目の前に座っている、私の好きな人に伝えた。
徹は目を見開けたまま、固まっている。
「ずっと、多分中学の時から、ずっと徹のことが好きでした。自分のこの気持ちに気づいたのは、ついさっきだけど...」
「それ、、ほんと、、、？」
「ここまで来て嘘は言わないよ」
徹の目をまっすぐ見て、私は言った。
と、同時に徹は脱力して机に突っ伏した。
「やば、、こんなことあるの...」
「え？」
「あー、ごめん、その、俺に彼女いるのは知ってるよね？」
「あ、、うん」
やっぱり、徹は今の彼女さんのことが好きなんだよね。
私は、ただの幼馴染みなのかな。
「でも、その、此の気持ちに気づいたら、いてもたってもいられなくなって...」
「はぁ...なにそれ可愛すぎるんだけど？」
「え、今なんて...？」
「だから、可愛すぎるって言ったの。Aが」
疲れすぎて幻聴が聞こえてきたかな...
徹はまだ彼女さんが好きなんだし、私はもう帰らなきゃ...
「ごめん、私帰るね。迷惑かけてごめん」
「へっ？いや、なに言ってんの」
「え？なにが？だって、徹はまだ彼女さんのことが...」
「俺と、付き合いたいんじゃないの？」
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おかし(プロフ) - 結衣さん» ありがとうございます...！ツンデレ上手く書けているでしょうか...？読んでいただきありがとうございます (2020年12月1日 7時) (
レス) id: f0d3aae6e9 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - ツンデレ岩ちゃん好きです！どこもかしこも男前だなぁ (2020年12月1日 7時) (レス) id: 94d4b08854 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかし | 作成日時：2020年11月29日 17時
