*星の国のプリンセスと宝石の国のプリンセス*【らくだい魔女】

ワックワク！←ムーン「なわけあるかぁーー！！」 ページ16

ムーンside


あぁ、ユーリちゃんたちが入って行っちゃったよ〜

てことは、あと少しで私たちだよねっ！？

いやーやだなぁ

さっきは、ユーリちゃんを慰めてたんだけど、

実は私も怖いもの無理なんだよね〜

だって、前、ナイトが

「わっ！！」

っておどかしただけで、大泣きしたんだよ？

あんな、怖い姿したお化けがいきなり出てきたら・・・


ナイト「おーい！大丈夫かぁ？帰ってこーい」

ムーン「はっ！なに？」

ナイト「いや、自分の世界に逝ってたから」


ナイト、漢字！！


ムーン「えっ、大丈夫だ、よ？」

ナイト「うそつけ、ほんとは怖いくせに」

ムーン「怖くないもーん！」

係の人「はい、次の方お願いします」

ムーン「は、は、はい！！」

ナイト「ぷっ！」

ムーン「ちょっと！笑わないでよ！」

ナイト「だってさぁ」


そんなことをいいながら中に入ると、


ムーン「中、暗くないっ！？」

ナイト「当たり前だろ！」

ムーン「なんで？」

ナイト「だって、ここ、お化け屋敷(・・・・・)！！」

ムーン「ああーー！そーだった！」


今更、思い出す

恐怖で、忘れてたみたい←


ナイト「まっ、進むぞ！」

ムーン「あっ、待ってよ！」


ナイトを早足で追いかける

すると、

お化け「わたしのナワバリに入るやつはどこのどいつだぁ！！」

えっ？

そんなこといきなり言われてもなぁ

ムーン「星の国のプリンセス、ムーンですけど？」

ナイト「ブフォ！」

ナイトが盛大に吹き出す

ナイト「そこは、怖がるとこ！」

ムーン「え？そーなの？」

ナイト「ふつーそーだろ！」

また私たちは歩き始める

お化け「グワァァーー！！」

ムーン「き、キャーーーーー！！」

はぁはぁ、びっくりした・・・

ナイト「やっぱ、怖いんじゃん！」

ムーン「べ、別に怖がってないもん！」

私は強がってうそをつく

すると、

お化け「うらめしや〜！」

ムーン「イヤーーーーー！！」

ナイト「ほら、やっぱり！」

ムーン「う、う、うるさいわね！ああ、そーですよ！怖いんですよ！」

私が、そう言っていると、

ナイト「・・・ん」

と言って、手を出してきた

私が意味がわからず、首をかしげていると

ナイト「手！！」

ムーン「手がとーしたの？怪我した？」

ナイト「ちがーう！！」

ムーン「じゃ、なに？」

ナイト「はぐれたらいけないから手を繋ぐの！///」

ぇ？

ナイト「いいから！」

そう言って私の手をとる

そのまま私たちは、出口に向かったのでした

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