ミコトバコンビの新たな出会い～異世界編～【いみちぇん合作】 (ページ18)

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沙彩side

う、そ…

どうしよ…このまんまだと、私達が呼びに行ってる間に充満しちゃうよ…

沙「っ！甲斐先輩！光先輩…呼びに行ってください！ここは私達が食い止めますから！」

光矢「おう！…え俺も？」

沙「当たり前でしょ！さあ早く！甲斐先輩！」

甲「…わかりました。どうかご無事で！」

甲斐先輩コンビはそう言って馬を走らせて消えていった。

私と光矢は、馬をもっと邪気のある場所に近づいてみた。

光矢「この辺か？邪気の出現場所は…」

沙「…もしかしてあれ？」

そこだけドス黒い塊があった

甘ったるい匂いがそこにだけ沢山溜まっている

沙「ミコトバヅカイの名において、月花寿ぐ言葉の力！」

一応『乱』の札を投げる

札の力で乱れた邪気は結構消えた……わけではなかった。

続けて6枚程、投げた

光矢「全然消えてねーじゃんか！」

沙「先輩…まだかな…？」

クラクラしてきた…

珍し…こんなに早く疲れるなんて…

沙「うわっ…」

目の前がグルグル回ってるんだけど…

限界、ヤバ…

沙「光矢…ゴメン！」

光矢「おい！沙彩！？」

なんとか光矢が受け止めてくれた。

まだクラクラする…

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玲花side

えっと…ここはどこ？

ただ今、私玲花は真っ暗な邪気の中、佳彩ちゃんと迷子になっております。

玲「佳彩ちゃん、札くださいな。」

佳「わかった。はい。」

玲「ミコトバヅカイの名において、梅花寿ぐ言葉の力！」

『散』って札を打ち付けた

まだまだ消えないんだけど…

？「沙彩！大丈夫か！？」

？「ん…ゴメン。クラクラするの。」

身に覚えのある高く綺麗な声と、元気な声が聞こえてきた。

佳「玲花ちゃん。沙彩だよね。沙彩！光矢！」

光矢「佳彩か！？こっちだ！」

玲「って…どっち！？」

佳「どっちなのよ…！」

なんか会える気がしないんですけど…