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翌朝
目が覚めるとお腹の上に
温かいものを感じた


「…えっ猫!?」


ケイ「どうした?
って、それダイキだよ
下ろしていいよ」


「わかった」


周りを見てみると
他にも3匹猫がいる
そのうち1匹は黒猫、ヒカルだ


「ケイ、ケイも猫なの?」


ケ「俺?俺は普通の人間」


「そうなんだ
他のみんなは猫なの?人間なの?」


ケ「元はみんな人間だよ」


「じゃあなんで」


ケ「この話はいずれするから」


みんなは人間だけど猫…?
でもケイは人間?
踏み込まれることを拒まれた
ここにも居場所は無いのかな


ケ「こら、
居場所無いって思ったでしょ」


「え、なんで」


ケ「なんでもー
今は話すべき時じゃないから
話すときが来たら話すから
それまで待っててよ、ね?
別にAを拒んでる訳じゃない」


まるで私の心を
読んでいるかのように
欲しかった答えを言うケイ


「わかった、まってる」


ケ「うん
それより猫観察しようよ〜」


そんな事を言い出して
猫観察が始まった




ケ「この猫はシンガプーラ
ダイキだよ
丸っこい目が似てるでしょ?」


「確かに」


窓枠の下に目をやると


ケ「この猫はペルシャ
コウタだよ
一番良い場所陣取ってる奴」


「王様みたいだね」


ケ「王様か面白い
じゃあ次棚の上を見て?」


こんな高い所にも猫が


ケ「あの猫はロシアンブルー
ユウヤだよ
運動神経がいいし
まだ若い方だから登ってんの」


「へぇ、凄い」


ケ「で、この猫がボンベイ
ヒカルだよ
夜黄色い目を光らせてて
怖くなかった?」


「全然
寧ろ、綺麗だった」


ケ「そっか、良かった
一通り猫観察も終わったことだし
みんな起こすか」


ケイの猫観察
楽しかった


ケ「じゃ、俺飯作るから
A起こしてきて?」


「わかった」


承諾はしたものの…
どうやって起こす?
猫の扱いが分かるどころか
猫に触れたことすら初めての私


とりあえず、
大人しそうなコウタから
起こすことにした

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作者名:瑠璃 | 作成日時:2018年8月15日 12時

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