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黒猫を眺めながら
ひたすら歩いた
自分でも分からない
私が-極だったら黒猫は+極
磁力に引っ張られるかのように
歩きながら
私は黒猫の観察をした
首輪はしていない
野良猫だろう
それにしては綺麗な黒い毛
でも体はほっそりしている
黒猫が足を止めた
「…なにこれ」
目の前には小屋?…家?
不思議な雰囲気を放っている
周りに家は無い
例えるなら
森の中にひっそりと建つ城
「ニャーンニャーン」
黒猫が鳴くと扉が開いた
軋む音と共に
?「おかえり
って…キミ、誰?」
マッシュルームカットの
中性的な男性が出てきた
キミって私の事だよね
誰って言われても
何を求められているのか分からない
私が答えずに黙り込んでいると
信じられない事が起こった
?「俺が連れてきた
ケイ、詳しい事は中で話そ」
?「ん、わかった
どーぞ?」
まだ状況を掴みきれてないが
促されるがままに足を踏み入れた
状況を把握できる訳が無い
黒猫が人間の男性に
変貌を遂げたのだから
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作者名:瑠璃 | 作成日時:2018年8月15日 12時