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「どっ…どうしよう」


連絡先を交換したのを思い出し
一番上に表示されている
ケイのアイコンをタップした


プルルルルプルルルル


ケ「A?どうしたの?」


「コウタが!コウタが…!」


ケ「落ち着いてA
コウタがどうしたの?」


「…コウタが
居なくなった」


ケ「は!?」


「コウタの過去の話を聞いてて
一人にしてあげようと思って
少し家から出てまた戻ったら
コウタが何処にもいなかったの…
手紙が一枚置いてあった」


ケ「手紙?
Aちょっと待ってて
あと少しで着くから」


「うん…わかった」


再び静まり返る室内
静寂に飲まれてしまいそう
温かい日差しとは裏腹に
冷たく思い静寂


あまりにも耐えられない
そう思っていると


ヒ「コウタは!?」


静寂に飛び込んできたのは
ヒカルだった


「わからない…
でも、これが」


ヒカルとケイに
手紙を差し出す


ケ「この度はおれの話を…」


ヒ「改行どーなってんだ」


ケ「ふっはははっA最高!」


二人して笑い転げて
私を指差す
私には何が何だか分からない


ケ「ほら、
頭文字を縦に読んでみて」


「こ れ は
ど っ き り だ よ
…えっドッキリ?」


ヒ「Aちゃん
まんまと引っ掛かったね」


「なんだぁ…よかった…」


ユ「え、何の騒ぎ?」


ケ「Aがコウタのドッキリに
まんまと引っ掛かったの」


ダ「まじで!?
でも俺も昔引っ掛かったことある」


ヒ「懐かしい
さすがダイキ!」




一瞬どうなる事かと思った
でも、本当に安心した
気づけばコウタ以外帰宅していて
笑い合っていた




コ「ただいま〜」


「コウタ!」


私は思わず
コウタに抱きついた
身体中で温かさを感じた

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作者名:瑠璃 | 作成日時:2018年8月15日 12時

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