声優さんの妹は声優さんの嫁2

☆こうちゃん呼び(2) ページ10

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「ん...//////」


私は思わず照れてしまった｡


鳥海「何照れてるの？？」


「いや...耳元で鳥さんの声聞くの慣れてなくて...その...声がよすぎる...」


鳥海「それはAもでしょ？

あと､また"鳥さん"って言った」


「なんか"鳥さん"が板に染み付いちゃってて...」


鳥海「仕事の時はそれでもいいけどさ...せっかく付き合ってるわけだし...プライベートくらい下の名前で呼んでくれても良いんじゃない？？」



「おっ...おう...」


鳥海「俺も実際Aって呼んでるわけだし...」


「それは普段から...でしょ」


鳥海「敬語で話すの禁止！って言ってからだいぶ柔らかくなってきたけど...そこだけ気になる」


「うーん...こうすけ...さん？」


鳥海「なんで疑問形なの(笑)」


「...慣れない」


鳥海「そんな畏まらなくて良いから(笑)」





「うーん...じゃあ


"こうちゃん"はどう？？？」



鳥海「...」

「ダメ...だった？」



鳥海「...可愛い...」


「え？？？」


鳥海「こうちゃんなら許す...ってかAにこうちゃんって呼ばれたい自分がいる...」


「ほんとに！？じゃあこうちゃんって呼ぶ！」




私は何故か知らないけど咄嗟にでてきた
"こうちゃん"
なら呼べると思った｡

嬉しかった...また近づけた気がした｡





鳥海「可愛いな...お前は」


「え？？」


鳥海「その可愛さ､他の男の前で見せたらダメだからな？？」


「うっ...うん？？」


鳥海「相変わらず鈍感だよな...Aって(笑)」


「どっ...鈍感...否定できない自分が悔しい...」


鳥海「ごめんて(笑)今日は奢ってあげるから許して？」


「本当に？？やった！！じゃあ呑む！！」




これが私が"こうちゃん"って呼び始めたきっかけ


そして...付き合って1年のことだった｡







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