夜刻、君を追いかける【名探偵コナン】 (ページ23)

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｢んで、俺に聞きに来たってわけですか。｣

『そう。何かわかる？』

｢そもそも、そのアムロって人知らないんすけど。｣

『え、そうなの？』

平成のホームズと呼ばれているくらいだから、情報収集も捗っているのかと思ったが、そうでも無いらしい。

ホームズが情報収集に長けていたのかは知らないが。

『新一くんでも分からないとなると...やっぱ直接聞くのが一番かなぁ...。』

｢俺の方でもその人のこと探っておきますよ。ついでに女性についても。｣

『本当！？ありがとう！』

さすが工藤新一。

器が広い。

『...あ、そういえば。』

『バレンタイン、どうだった？』

そう聞くと、あからさまに顔が赤くなる。

｢はっ！？いや、別になんにもないっすよ！｣

『嘘だ〜。蘭ちゃんめっちゃ張り切ってたもん。新一にチョコあげるんだって。』

そう言うと、

｢...。｣

しばらく黙りこくってしまう彼。

『あれ、どうしたの？』

｢...なんでもないです。俺、そろそろ部活あるんで行きますね。｣

『うん。頑張って。』

『...どうかしたのかな。』