夕刻、君を追いかける【名探偵コナン】 (ページ45)

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「もう暗いし早く帰れよ。」

私の家の近くの公園まで送ってくれた。

『今日はありがとうございました。私のわがままに付き合ってもらって。』

「ああ。また連絡する。じゃあな。」

『はい！また。...陣平さん。』

少し目を見開き驚いた顔をしたが、直ぐに呆れ顔になる。

「お前、心許すの早すぎだろ。そんなんじゃ変な壺押し売られるぞ。」

じゃあな、と軽く手を振り帰っていく。

家に帰り、ベットに横たわった。

『子供と恋愛する気はない...か。』

やっぱり、佐藤刑事みたいな綺麗で大人な女性がいいんだろう。

あの二人はいつも一緒にいる。

『私と陣平さんの年の差は10歳差か...。』

だいぶ年の差があるけれど、恋愛に年の差は関係ないってよく言う。

『私が警察になったらいいって事ですもんね。』

私が警察になった時、彼は32歳。

警察は死と隣合わせの仕事だ。

『絶対に好きって言うので...それまでは生きてくださいよ...！』

この数ヶ月後に起こる事件なんて、誰にも分からない。