夕刻、君を追いかける【名探偵コナン】 (ページ25)

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25. ページ25

『安室さんは、どうしてこのポアロで働こうと思ったんですか？』

「社会に溶け込むため...ですかね。」

『社会に溶け込む？』

「今まで人間らしい生活を特にやってこなかったので。」

『ああ、そうなんですね...。』

オブラートに言ってるけど多分ニートってことだろう。

分からないけど。

「あ、ってかAちゃん、陣平ちゃんの事どー思ってんの？」

『えっ！？』

急になんだその質問は。

さっきから萩原さんすごいグイグイ寄ってくる。

もしかしてこの人も新一くんみたいに女たらしなのだろうか...。

『松田さんのこと、ですか...。』

男の人相手に好きな人とも言えないし、どうしたものか。

というか多分言ったら心配される。

高校生が大人に恋してるんだから。

『...目標、ですかね。』

萩原さんは呆気に取られたような表情をしている。

伊達さんは苦笑い。

「あいつが目標...。」

そう言われて、やっぱり目標は言いすぎたかも...と訂正しようとした時、萩原さんに手を取られた。

「陣平ちゃんを目標にしてくれたの！？世の中にそんな人がいたなんて...！」

目を輝かせている。

幼なじみだと言っていたし、嬉しいんだろうけど...

『あ、あの...ちょっと近い...。』

イケメンに慣れてない私はキャパオーバー。

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実際に安室さんがポアロで働き始めたのは赤井さんが亡くなった後です。

ですがこの作品では年関係なしに安室さんにはポアロで働いていただいております。

原作への敬意はしっかりと払わさせていただいておりますが、私が想像力がなく都合がいいのでこうさせていただきます。申し訳ありません。

ですので原作改変ではありますが、見逃してくださると嬉しいです...。

突然の解説失礼いたしました。