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「なんだ？これ。」
「Aさんが選んでくれたんだから、ちゃんと感謝しなさいよ！」
「わーってるよ。ありがとーございます。」
『どういたしまして。』
「それにしてもすげえ高そうだなあ。」
「中学生の私たちからしたら高いかもね。」
私は中学三年生。
蘭ちゃんや新一くんは中学一年生だ。
私はもうすぐ受験だから、遊べるうちにと蘭ちゃんを誘った。
「そんで？Aセンパイとの遊園地はどうだったんだよ。」
「めちゃくちゃ楽しかった！新一も来ればよかったのに〜。」
「バーロ、俺はそんなことしてる暇ないっつーの。」
「ちょっと！Aさんに失礼でしょ！」
この二人を見ていると、心が痛む。
新一くんも、蘭ちゃんも、お互いがお互いを好きなんだろうな。と悟ってしまう。
見るのが辛くて、何も言わずにその場を立ち去ってしまった。
『...私、報われない恋したなあ...。』
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作者名：hjnPRvuDEVdasep | 作成日時：2022年10月13日 19時
