友達とトモダチ ページ3
ぺいんとの、もう一人のぺいんと。
彼はトモダチだった。
幼い頃、どうしても友達をつくれなかったぺいんとは自分の感情と友達になった。
二人と言えるのか、一人とひとつか、はたまた二つか…。
ぺいんとと黒は仲がよかった。
しかし、長くは続かなかった。
ぺいんとが手をとったのは、黒ではなかった。
死神、クロノア、そして
A。
ぺいんとはずっと三人と遊んだ。
いつしか黒とは遊ばなくなった。
黒は恨んだ。
あいつらさえ、いなければ。
特に黒が目をつけたのはひとりの美しい少女だった。
A、優しく清楚で、ぺいんとが何より大切に想っている。
彼女がなにより邪魔だった。
だが…ぺいんとが自分を拒否する。
いつしか黒は、憎しみの気持ちのほかに、悲しみを覚えた。
感情が、感情をうんだのである。
自分は、ぺいんとのトモダチとして存在するのに。
ぺいんとのトモダチじゃなかったら、俺は何だ?
悩んでも答えはでない。
だからこそ、恨みと悲しみしかわいてこない。
彼の目はいつも悲しく、光っている。
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あづ - 更新頑張ってくださいね〜!楽しみにしてます! (2015年10月3日 15時) (レス) id: 090d6ed5f1 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎもっちー(プロフ) - 更新、楽しみに待ってます! (2014年11月24日 19時) (レス) id: e069294f14 (このIDを非表示/違反報告)
紅白ジャスティス(プロフ) - 更新まだですか?続きがすごく気になります!忙しいと思いますが、更新楽しみにしています。急かすようなこと言って、申し訳ないです。 (2014年5月28日 21時) (レス) id: 2effd261fb (このIDを非表示/違反報告)
練 碧覇 - 世平さん» ありがとうございます! (2014年5月21日 19時) (レス) id: d0f28cfe2b (このIDを非表示/違反報告)
世平(プロフ) - 練 碧覇さん» いいですよ(^^) (2014年5月21日 18時) (レス) id: 083e7030a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:世平 | 作成日時:2013年10月16日 14時