ある少女の正義 (ページ10)

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センゴク)「しかも今回はバスターコールまで発令されていたというのに逮捕に至らなかった…」

バスターコール……発令されればその場所はなくなる。

過去に私が知っているのはオハラでのバスターコールぐらいだ。

もうその国は地図にのっていない。

何があったのかは知らないが、よほどの大海賊がいたのだろう。そうでなければバスターコールなど、発令されない。

クザン)「ニコ・ロビン奪還のためにまさかエニエスロビーにまで攻め混むとはね～」

A「ニコ・ロビン。悪魔の子と呼ばれている人ですよね…」

私は何でニコ・ロビンが悪魔の子と呼ばれているのかを知らない。

何度も色々な先輩に聞いて来たが、皆はぐらかしてばかりで教えてくれなかった。

A「あの、何度も聞きますが…ニコ・ロビンはどうして悪魔の子と呼ばれるのですか？」

クザン)「…………」

ガープ)「………」

センゴク)「A、お前はまだ知らなくていい…いつか分かるようになったら教えるから…」

どうしていつもはぐらかすのだろう…

私はもう随分大きくなった。

一人で軍艦一つ背負い、敵地に赴くようにもなった。

私の背中には『正義』の二文字が刻まれている。

なのにどうして…