ある少女の正義 (ページ29)

今日:16 hit、昨日:1 hit、合計:2,683 hit

27 ページ29

ロー)「お前、ドンキホーテ・ロシナンテって言うやつを知ってるか？」

どうしてロシナンテ中佐の事を…！

慌てふためいた私を見て何故かトラファルガー・ローはフッと口角を上げて笑った。

ロー)「その人は俺の命の恩人だ。」

まさか！！

A「じゃああなたがロシナンテ先輩の言ってた白鉛病の少年？！」

ロー)「っ！ああ、そうだ…。」

あ、何か地雷踏んだ気がする…

A「お、思い出したくないことだったらごめんなさい…私もロシナンテ先輩には何度も助けられたの。」

ロシナンテ先輩は大好きな人たちを失って脱け殻のようになっていた私に優しく接してくれた数少ない人だ。

ロー)「そうか。そんなお前がどうして死のうとしてた…？」

？？)「えっ！死のうとしてたの？！」

シロクマが慌てる。

ロー)「とにかく色々聞きたいこともある。死のうとしてたぐらいだからあまり関係無いかもしれないが、お前が手を出さない限り、こちらも何もしない。」

A「…わかった……。」

ロー)「それと、俺は医者だ。心理学は専門外だが話くらいなら聞いてやる。また、飛び降りようとされると面倒だ。中に行くぞ…」

そう言って、彼は私の腕を引っ張り中に入っていった。