19 ページ20
私は必死になって走った。
泥水にまみれながら、
森の奥深くに逃げ込んだ。
そこで私は変な模様の果実を見つけた。
滴型をした不思議な形の果実だった…
お腹が空いていた私はその実を迷わず口にした。
一口しかたべられないほど不味かった。
口一杯に広がる不快な味。
ようやくそれを飲み込んで、私はまた走り出した。
ビシャビシャと跳ねる泥水。
もう悲鳴は聞こえなかった。
その時、辺り一面が燃え出した。
私は大急ぎで川に飛び込んだ。
必死になって泳いで泳いで泳ぎ続けた。
不思議と疲れはしなかった。
私は泳ぎが得意だった。
でもそんなレベルではない。
ずっとずっと泳ぎ続けられた。
気がついたら私がいたのはとある島だった。
そこで私はその島の老夫婦に拾われ、
その後海兵になった。
もう私たちのように海賊によって愛する人をなくす人が出ないように……
でも真実はそうじゃなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カリリン - ローと関係をもっと知りたいです! (2022年8月18日 21時) (
レス) id: 526e26aac4 (このIDを非表示/違反報告)
カリリン - 続きが気になります。お願いします。 (2022年8月18日 12時) (レス) id: 7aeaf4f138 (このIDを非表示/違反報告)
カリリン - とても、いいお話です！ (2022年8月17日 22時) (レス) id: b800ae61f3 (このIDを非表示/違反報告)
カリリン - もっと、みたいです！ (2022年8月17日 22時) (レス) @page30 id: b800ae61f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：佐久間 ざらめ | 作成日時：2022年3月6日 21時
