不自由5 ページ6
〜〜〜〜♪
音楽が鳴り始める。
徹さんの踊りは、私を優しくリードしてくれるようだ。
ｽﾞﾘｯ
貴方「わっ」
私はドレスの裾を踏んでしまい、徹さんの腕の中にダイブしてしまった。
貴方「ご、ごめんなさいっ///」
徹「…」
徹さんは私のことを離さない。
抜けようとするも、高校生の男の人に力でかなう訳もない。
貴方「あ、あのっ…」
徹「あ、ごめん、ごめん。大丈夫？
痛いとことかない？」
ハッとしたように徹さんは私を離してくれた。
貴方「は、はいっ！」
徹「じゃ、踊ろっか^^」
ふたたび踊るが…
貴方(どうしよう…。さっきは気付かなかったけど、足首痛い…。)
そんなことを思ってると…
徹「A、やっぱりどこか痛いんじゃない？」
バレた…
貴方「はい…。足首がちょっと…。」
徹「じゃあ、向こうで休もうか^^」
私と徹さんは誰もいない夜の外に出てベンチに座っている。
おフランス製のベンチよ←
徹「どれくらい痛い？」
貴方「えっと…、歩くとジンジンします…」
今のでわかったかな？
すると、徹さんは立ち上がった。
あぁ、行っちゃうのかな…と思っていると…
ヒョイ
私の前にしゃがんでヒールの靴を脱がせ、足首を持ち上げた。
貴方「！？//」
徹「あー、捻っちゃったかなー」
徹さんの白く細い手が私の足首に添えられている…
恥ずかしい！
徹さんは意識してないっぽいけど…
徹「ホールまて戻れる？」
貴方「あ、はい。」
そりゃ、ホールからここまで来たんだからな…。
徹「あ、でもAは無理しそうだなー」
貴方「し、しないですよ！」
徹「今日はもう、部屋に戻りな？」
嫌だ…
戻りたくない。
1人になりたくない…
あれ？
いつも1人じゃん。
なんで嫌なの？
貴方「1人にしないで…(ﾎﾞｿｯ」
徹「え？」
ﾊｯ
何言ってんだ私はー！
貴方「い、今のは忘れt徹「じゃあ、俺が部屋にいてあげるから」え…」
徹さん…
どうして私に優しくしてくれるの？
もう、
貴方がいないと寂しいの…
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作者名：恋心 | 作成日時：2015年4月3日 22時
