09.擦れ違う彼らは ページ9
「なんかすっげー展開が読めないんスけど！」
「俺たち、さっきまで黄瀬といたはずなんだ」
「は！？俺は赤司っちと氷室さんと黒子っちといましたよ！」
「ここにいる化物は、俺たちの姿を模写することができるらしい。それで、Aちゃんっていう女の子が、黄瀬のニセモノと一緒に部屋を出て……」
「え、その子、赤司っちの妹さんじゃないスか！なんで……って、ぎゃっ！？」
背後に気配を感じたと思った瞬間、地面に倒されて首元に冷たいものが当てられた。さぁっと顔の血が下に下がっていく。この冷たくて黒光りしたものは、まさか、まさか……
「動くな」
黄瀬の動きを封じた男は、それだけ言って拘束を強くした。ぐっ、と息が詰まる。
黒いスーツにキッチリとしたネクタイ。鋭い眼光が自分たちを睨んでいる。
「ここは何処だ、知っている情報を全て話せ」
「……すみません、僕たちもまだ状況が掴めていないのが現状です。ここには化物がうろついていて、そいつらに知能はなく、なぜ僕たちがここにいるのかは分かりません」
赤司がすらすらと現状を述べる。そしてその男と探るような視線を交わした後、男が黄瀬を解放した。咳き込んで膝を地面に着く黄瀬。
「手荒な事をしてすまなかった。君たちも俺と同じく、ここに迷い込んだと考えていいか」
「はい。その通りです。……貴方は？元からこの部屋にいたんですか？」
「いや、廊下を歩いてたら声が聞こえたからドアを開けて入ってきたが」
「ドア開けた音聞こえなかったんスけど！？何者なんスかこの人！」
確かに、ドアは開き闇が口を開けて待っていた。当たり前だろう、中にいる者に悟られないように開けたんだから。そうあっけらかんと言う男に、緊張は解けていた。
「僕は赤司征十郎です。右から、黒子テツヤ、氷室辰也、火神大我、伊月俊、高尾和成、黄瀬涼太。あなたは？」
「俺は烏間惟臣。中学校の教師をしている」
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水戸(プロフ) - mmさん» ご意見ありがとうございます。続編を作る上での参考にさせて戴きたいので、お手数ですがどの辺りが分かりにくいのか教えて戴けると幸いです。 (2015年7月4日 0時) (
レス) id: 6cc41e8e07 (このIDを非表示/違反報告)
mm - 話の内容が分かりづらくて、消化不足です。もう少し分かりやすく書いてもらえると嬉しいです。 (2015年7月3日 19時) (レス) id: 7a37a5dac9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 待ってます！続編楽しみにしてます！ (2015年6月19日 14時) (レス) id: 0d203ae5c7 (このIDを非表示/違反報告)
和凛/渚とカルマ嫁 - 初めまして、続き頑張って下さい。ホラー苦手ですが、黒バスと暗殺教室コラボなっているので。 (2015年6月5日 21時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 初めましてさくらです！黒バスと暗殺教室のコラボしかもホラー！！すごくいいです！更新楽しみにしています！頑張って下さい！！ (2015年2月11日 15時) (レス) id: 6d4cdbec17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水戸 | 作成日時：2014年3月20日 15時
