13.貴方に愛されるために生まれてきたのよ ページ13
「で、お前は、そのレイとかいう男に会ってから記憶が無い、と」
「はい」
「まぁ、この花の置き方からして自分から入ったとは思えねーわな」
「青峰、お前が至極まともな事を言うなんて……」
「シゴクってなんだ」
事情をすべて話した。まぁ私にも羞恥心というものがあるので、運命の人やらなんやらの下りは省かせて頂いた。
そして今は、あの部屋から出て薄暗い廊下を歩いている。あそこに留まるのは危険だということや、なにより、あそこの部屋は「気味が悪い」空気だったのだ。
ケータイのライトで照らしてみれば、数多くの子供用のおもちゃや絵本が散らばっていた。なぜかその中には、数式がゴチャゴチャ書いてあるメモも何枚か混じっていた。
「……おい、なんか聞こえるぞ」
宮地さんの一言で我に帰った。耳をすませば、なにか足音のようなものが聞こえる。全員が走り出す準備をしたところで、それは前方から現れた。
「なんだあれっ、気持ち悪ィ！」
「逃げるぞ！！」
形状は、イモムシのようだった。そこから人の手や足が幾つも生え、それがバラバラに蠢いている。這うような動きからは想像もできないようなスピードでこっちに迫ってくる。それを見るが速いか、私たちは思いっきり地面を蹴った。
「え、はや！Aちゃん速い！！」
「お前、喋ってる暇あったらしっかり走れよ轢くぞ！！」
「階段降りるぞ！下へ行く！！」
階段を飛び降りるように駆け下りた。そして、その先に、私たちは影を見た。
「青峰くん、宮地さん、森山さん、Aさん！？」
「テツ！」
「あ、高尾じゃねーか！！」
「おい、お前ら逃げろ！！化物来てるから！！」
「先生っ！？」
そこにいたのは、テツヤさんと高尾さん、烏間先生だった。
そして、
目を見開いたままの、私の兄。
14.君が好き、君が大好きです→←12.示す言葉を探し求めるように
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水戸(プロフ) - mmさん» ご意見ありがとうございます。続編を作る上での参考にさせて戴きたいので、お手数ですがどの辺りが分かりにくいのか教えて戴けると幸いです。 (2015年7月4日 0時) (
レス) id: 6cc41e8e07 (このIDを非表示/違反報告)
mm - 話の内容が分かりづらくて、消化不足です。もう少し分かりやすく書いてもらえると嬉しいです。 (2015年7月3日 19時) (レス) id: 7a37a5dac9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 待ってます！続編楽しみにしてます！ (2015年6月19日 14時) (レス) id: 0d203ae5c7 (このIDを非表示/違反報告)
和凛/渚とカルマ嫁 - 初めまして、続き頑張って下さい。ホラー苦手ですが、黒バスと暗殺教室コラボなっているので。 (2015年6月5日 21時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 初めましてさくらです！黒バスと暗殺教室のコラボしかもホラー！！すごくいいです！更新楽しみにしています！頑張って下さい！！ (2015年2月11日 15時) (レス) id: 6d4cdbec17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水戸 | 作成日時：2014年3月20日 15時
