私の幼馴染はとにかく黒い part.2 【テニスの王子様】 (ページ23)

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59話子猫ねこ猫ページ23

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貴｢遅いなぁ～

かき氷ー！！！｣

もう10分も経ったよ？

なにしてんのあの2人は

貴｢まさかバックれたんじゃ...｣

光｢そんなん出来るほどの度胸なんて、
あの2人にはないッスわ｣←

言われちゃいましたね

しかも白石くんに至っては部長だからね？

うちの部長なら絶対そんなこと言われないな←

あ、うちの部長っていうのは華彩くんのことだからね？

あのメガネかけた寝癖部長じゃないよ？←

貴｢いやぁー
それにしても遅い遅い

帰ってきたらお仕置きかな★｣←

そんなことを言っているとすぐ隣から猫の鳴き声

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え、ちょっと待ってよ

私のすぐ隣には財前くんしかいないはずなんだけど

え、ちょっ、なに←

光｢え、

先輩、これどないしましょ...｣

財前くんから声をかけられ恐る恐るそちらをみると...

貴｢あら可愛い｣←

は財前くんのお腹に乗って
丸くなっている小さな子猫ちゃん

でも、なんか痩せすぎてない...？

光｢あっ...｣

財前くんが小さく驚く

その視線の先には少し大きめのダンボール箱

箱には

『拾ってください』

の、文字

貴｢...

そっかぁ...

お前は捨てられちゃったんだね...｣

私が泣きそうになりながら話しかけてやると、
その猫は嬉しそうに鳴いた

なんてひどいことをするんだろうか

責任をもって飼えないなら最初から飼わなければいい

捨てる側は何も問題は無いさ

ただ置いて行くだけだから

でも、

捨てられた側はどうすればいい？

毎日毎日、

帰ってくるはずのない主人の帰りを
ずっと、ずーっと、待ち続けるんだ

そんなのあんまりじゃないか...

光｢かぁいそうにな...

...ん？

もしかして、あれ兄弟なんかな...？｣

ダンボール箱から顔だけ覗かせて
こちらの様子を伺うもう一匹の猫

その猫も痩せていた

捨てられてどれくらい経つんだろうか

何日ご飯を食べてないんだろうか

こんなの

可哀想すぎる...

貴｢私がお前達を飼ってあげる

絶対に捨てたりなんてしないよ

だから、

家に来るかい？｣

猫2匹は、
私の出した手にすり寄ってきた

これは、

肯定ってことで、いいのかな？w

光｢...やっぱ、

あんたは凄い人ッスわ...｣

財前くんがボソッと呟いた

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