三話 ページ3
A「三年生の由布院先輩と鬼怒川先輩ですね。話はよく聞いています」
有基「Aは凄いんすよ！一年で生徒会に入ってるんす！」
今、何と言っただろうか。
生徒会といった。
A「補助だけどね」
生徒会補助であった。
いや、補助であっても凄いことには変わりない。
当の本人たちはアヒルの玩具を浮かべて遊んでいる。
まるで水遊びをする子供のようだ。
とても生徒会とは思えない。
しかし、そんなことよりも気になることは勿論ある。
煙「お前、男ならどうしてあんな格好してたんだよ」
A「両親の趣味です。まあ、自分の趣味でもあるので不満は全くないですよ」
女装に関して不満は無いらしい。
熱史「嫌じゃないの？」
A「嫌じゃないですよ。女装しちゃ駄目って法律なんてないじゃないですか」
確かに法律にそんな項目はない。むしろあってたまるか。
それにしても、あの生徒会長が女装や制服の改造を許すものなのか。
かわいいは正義。そういうことなのだろうか。
A「楽しいですよ？やってみます？」
「「いや遠慮する」」
口を揃えてそういうと、彼はがっくりと肩を落とした。
今更ではあるが、彼は防衛部の事を知っているのだろうか。
有基が口を滑らせて喋っているという可能性もある。
煙「ユモト、お前あいつに防衛部のこと言ってないだろうな」
有基に近づきそっと耳打ちする。
有基「流石にそんなこと言わないっすよ。普通なら馬鹿にされるし」
良かった。言ってはいなかった。
しかしなんだ、この胸のつっかえは。
何かが引っかかっている。その原因は目の前にいる、宇川Aにあるのだろうが。
だがそろそろのぼせてきたので風呂をあがり、彼らは解散した。
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薇(プロフ) - もっちり兎さん» 有り難うございます！これからも可愛く、面白く書けるよう努力します！ (2017年4月2日 22時) (
レス) id: c25bec0eb9 (このIDを非表示/違反報告)
もっちり兎(プロフ) - なんだか可愛いくて、おもしろいです！楽しみにしてます！ (2017年3月20日 0時) (レス) id: e54c16753f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薇 | 作成日時：2016年7月21日 2時
