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「大ちゃーん、寝ようよー」

慧が目をこすりながら、言って来た。

今日は、俺の誕生日パーティーを慧の家で開催中。
時計を見れば、いつも慧が寝る時間よりだいぶ遅い。

だいたいは俺が一緒に寝るせいか、当たり前みたいに誘って来たから、よしと立ち上がる。

有「歯磨いて寝るかぁ」
八「慧の部屋に大ちゃんの布団と慧の布団、敷いてあるからね」
伊「んー」
有「じゃあ、寝るかぁ」
伊「んー」

みんなして「おやすみ」って声を掛けるけど、慧の頭はすでに上下に揺れてる。

一緒に洗面所に行って、並んで歯磨きをする。
いっぱい食べて、いっぱい遊んだから眠いんだろう慧の口の端から、歯磨き粉とよだれが流れ出てる。

それをタオルで拭いてやれば、ぱちりと目が開いた。

伊「俺の事を寝かせたら、またお酒のむんだろ」
有「んー分かんないけど」
伊「まあ、いーけどさ。誕生日だし」
有「今日は優しいじゃん」
伊「まあね」

ぐじゅぐじゅうがいをすると、自分の部屋に行く前にリビングのドアを開けた。

伊「おやすみ」
薮「おやすみ」
知「おやすみ」
高「おやすみ」
中「おやすみ」
八「おやすみ」
山「おやすみ」

みんなに挨拶したのに、リビングに入ると山田の所へ言って、耳元で何かを言った。

言われた山田の顔が溶けそう。

慧はまた、大きなあくびをして立ち上がると、リビングから出て自分の部屋に向かう。

何を言ったんだろ。
山田のあの様子からして、甘い言葉を言ったんだろ事は分かる。

部屋に入って、布団に寝転がった慧の隣に寝転がる。もう、目が閉じて、口が開いてる慧に話しかける。

有「なんて言ったの?山田に」
伊「んっ?・・・お酒・・飲み過ぎない・・でねって・・・俺のお布団に・・来てもい・・・いよって」

お布団にお誘いするなんて、大胆な事を言った慧は、にこにこしながら、すでに夢の中。山田が来ても気が付かないだろう。

可愛い子どもみたいなのに、大人になって来てる慧。

なんだか、寂しい。
けど、一緒に寝るのは俺を指名してくれたから、まあ、いっかあ。今日は、このまま寝ちゃおうかな。

山田が夜這いしてくるかもしれないから、阻止しないと。

伊「大ちゃ・・ん」
有「んっ?」
伊「ずっと・・ともだ・・ち」

寝ぼけてる可愛い友達に布団をかけてやる。
友達の恋は応援しないと・・・!

さて!酒、飲みに行こう!

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作者名:昨日 | 作成日時:2024年3月14日 16時

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