成長痛を知らない君6(ymin) (ページ21)

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cn side

慧ちゃんがご機嫌だ。

涼介以外が揃った所で、ご飯を食べる事になり、高級ホテルのなん部屋もあるスイートで、和室にみんなで集まった。

テーブルには慧ちゃんからのリクエスト、お寿司にお刺身、魚料理がいっぱい並んでる。

結構前から「先にご飯たべてて」って涼介に言われてた慧ちゃんは、うんって言ったのに、今日になったら「山ちゃんを待つ」って言い出した。

「山田が来たら、新しい料理が来るんだよ。いーっぱい」って大貴に言われて食べる気になったらしい。

お誕生日席に座った慧ちゃんは、にこにこしなからジュースを持って乾杯を待ってる。

薮「ドラマを頑張った慧が挨拶して乾杯って言いな」
伊「おっ俺！？・・・」

宏太から指名されたら、とたんにもじもじし始めて、真っ赤な顔になっちゃった慧ちゃん。

みんなそんな慧ちゃんが可愛くて、にこにこしながら、慧ちゃんが話しはじめるのを待ってる。

誰も焦らせたり怒らないって分かってる慧ちゃんは、ゆっくり考えて、口を開いた。

伊「あっあの、初めてのドラマ、頑張りました。みんながいたから、頑張れました。ありがとうございました」

ぺこりとさげた頭。
見えたつむじが可愛い。

いちばん頑張ったのは慧ちゃんで間違いない。

初めの事は緊張するし、グループの仕事以外はしたくないってかたくなだった慧ちゃんが、いちばん頑張った。

伊「ドラマを頑張ったからみんなでお泊まりに来れて、サウナにも入れるのが嬉しいです。乾杯を言います」

みんなジュースか入ったコップを持つ。

伊「かんぱーい！」

慧ちゃんの掛け声でみんなも「かんぱーい！」って言って、ジュースを飲んでみんなで、拍手する。

薮「慧、偉かったな」
八「本当に」
中「俺、感動した」
高「偉い偉い」
有「山田が来たら温泉とサウナだぞ」
知「楽しみ！」
伊「オロポね！」

たくさんお話ししながら、ご飯を食べる。
慧ちゃんは、みんなに誉めてもらって、にこにこ。