3月→4月�� ページ16
in side
あー楽しかったなぁ。
高木の誕生日。
ベッドに入って、うとうとしながら思い出す。
光と山ちゃんと作り出したハンバーグ。結局、最後はみんなで作って、いちばん大きくできたのを高木にあげた。
舞台終わりで急いで帰って来た高木にみんなして「えろいにおいがする」って言ってて、良く分からないから、匂いをかいでみたけど、いつもの高木の匂いしかしなくて良く分からなかった。
そんで、いっぱい食べて楽しいのに、また、大ちゃんに部屋に連れて行かれて、寝かされそうになったから、頑張って起きててやる！って、気合いを入れた。
伊「次は大ちゃんだね。誕生日」
有「だね」
伊「そんで次が山ちゃんで、次は俺」
有「だね」
俺のベッドでゴロゴロしながらスマホを見てる大ちゃんか適当に返事をするから、スマホを奪い取ってやった。
大ちゃんはいっつもスマホばっかり見てる。
有「なに？」
伊「スマホじゃなくて俺と話をして！」
有「はいはい。どんな話し？」
伊「んーみんなで行くサウナの話しとか」
サウナって言葉に反応した大ちゃんが、サウナの魅力を語り出した。大ちゃんから聞きたいのはみんなで行くサウナについてなんだけど、大ちゃんが話をしてくれるから、まあ、いっかぁって思ったんだ。
そんな3月が終わって、4月になって
思い出した！
俺は、慌て自分の部屋から飛び出してリビングに行ったら、薮がびっくりした顔してる。
「もう寝る」って言って部屋に入ってベッドに上がって思い出した。大切な事！
伊「薮！んーとさぁ」
薮「どうした？」
伊「んー俺・・・んーんーなんでもない。おやすみ」
しゅんとなって、自分の部屋に戻ろうとしたら、薮が声を掛けて来た。
薮「慧、俺、隠してたんだけどさぁ」
伊「うっうん」
薮「光と結婚する」
伊「・・・やっやったぁー！」
薮が光と結婚！
俺の夢がひとつ、かなった！
ふたりが結婚したらいいなって思ってたんだ！そしてら、ずっと一緒にいてくれるから！
俺もずっと一緒にいれる！
嬉しくって薮に抱きついたら、薮が悲鳴をあげた。どうしたのかと思ったら、光が薮の頭をはたいたらしい。
伊「ひかぁー！おめでとう！」
八「ばかっ！エイプリルフール！」
伊「ふえっ？」
薮「ふへへっ」
伊「・・・」
はちゃめちゃ怒ってる光が、バシバシ薮の頭をたたきまくってて、薮が大げさに痛がってる。
エイプリルフール。
ウソって事か。
伊「薮、きらい」
薮「へっ？」
伊「ばーか！薮のばか！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 215人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：昨日 | 作成日時：2024年3月14日 16時
