☆ ページ28
in side
「慧！」
「慧！！」
怒鳴るように名前を呼ばれて、薮と光、両方から頭を叩かれた。
伊「もぉ！痛いからぁ」
八「おばかっ！」
薮「ばかだれ！」
松「ぶっ・・・ふはははははっ！」
叩かれた頭をさすってたら、ミタゾノさんが大笑いした。
だって、気になるじゃん！ミタゾノさんのパンツがどんななのか。女の人のパンツなのかどうなのか。
今でのシリーズを見ながら、ずっと気になってたんだから。
松「見せてやる」
伊「本当！？」
松「撮影がクランクアップしたら見せてやる」
伊「・・・クランクアップって何？」
俺の質問を聞いたミタゾノさんがまた大爆笑して、ソファーから立ち上がって、俺を抱き上げた。
背が高いミタゾノさんに抱っこされたから、いつも裕翔にされるみたいに首の辺りに手を回して、落っこちないようにしがみつく。裕翔よりもがっちりしてるような気がして、ミタゾノさんは男の人な事が分かった。
抱っこされたから、近くなったミタゾノさんの顔をのぞきこむ。お化粧をしてない顔は、間違いなくおっさんだ。
やっぱり、ミタゾノさんは男の人でおっさんだ。だから、ますますパンツが見たい！
松「伊野尾、可愛いな」
伊「・・・はい。よく言われます」
松「ぶっははっクランクアップはドラマの撮影が全部、終わった時って事。その時、スカートの中、見せてやる。だから、ドラマの撮影、頑張れ」
そんな事を言われたら、うなずくしかない。
伊「でも・・・薮とか光とかメンバーに付き添ってもらってもいいですか？」
松「伊野尾は甘えただなぁ。まあ、許す」
伊「ありがとうございます。頑張ります」
頑張る宣言をしたら、床におろしてくれて、頭を撫でてくれたミタゾノさんは、ソファーに座ると足を組んだ。
あっ、パンツ、見えそう。
パンツは“クランクアップ”までのお楽しみだから、今は我慢！
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作者名：昨日 | 作成日時：2024年1月20日 9時
