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山ちゃんが俺を食べた。
2月に入った頃、高木の部屋でダラダラしてたら、バレンタインデーの話になって、毎年、光が作ってくれたチョコをもらうんだけど、今年はどんなチョコか楽しみ、なんて話をしたら高木に言われた。
「山田にチョコあげないの?」
「恋人同士には甘い夜になるね」
「デザートは慧くんだね」
なんて言うもんだから、よく意味が分からなくて高木に質問攻めして、学習した。
えっちはデザート。
なのかぁ。
・・・
よく意味が分からない。
俺は食べ物じゃないから、舐めても甘くないし、お腹にたまらない。美味しくない。
でも「先食べデザートは、けいチョコ」って言ったら、山ちゃんがでろんって顔になって、寝室に連れて行かれて、手を引っ張られてベッドにあがったら、あっちこっちぺろぺろ舐められた。
あそこも・・・
気持ち良かったけど、はちゃめちゃびっくりした。
嫌だって言ったのに、山ちゃんは口に入れたまんまで、ぴゅって山ちゃんの口に出してしまった。
あそこから出たのはどんな味がするんだろ。
前に手に付いた山ちゃんの匂いを嗅いだ時は、げえーって匂いがした。きっと俺のも、げえっーってなるはずだ。
ベッドで並んで、寝転がってるけど、そっと自分の下腹部に触れて、ベタベタしてるそれを指先でちょっとだけ触って、舌先で触れてみる。
伊「げえっー!」
山「どうしたの?」
山ちゃんが俺の声にびっくりして、身体を起こして聞いて来た。
だって、不味い。山ちゃんの口の中にこんな不味いのを出してしまって、ごめんなさい。
伊「涼介!お口に入れて、ぺろぺろするのは禁止!」
山「なっなっなんで!?」
伊「美味しくないでしょ!」
山「美味しくはないけど、慧、気持ち良いでしょ?慧が気持ち良いと嬉しいし、興奮するんだよ」
んー、山ちゃんが良いんなら、まあ、いっか。
俺も山ちゃんのを口に入れた方が良いのかもしれないけど、無理だ。絶対、げえーってなる。
自分ので味に慣れる練習をした方が良いのかもしれないけど、それも無理だ。
山「シャワーして、ご飯にしようっか」
伊「うん」
山「一緒に入ろう」
伊「うん」
お風呂場でも、やっぱり、あっちこっち舐められて、へろへろになった。
もう、今日は山ちゃんの家に泊まろう。
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作者名:昨日 | 作成日時:2024年1月20日 9時