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「貴方は何故囚われているのですか？」
旅人は少女に問う
何故、このように少女が囚われているのかが分からない
「さぁ？私もよく分からない、でもね？ここは家にいる時よりも自由で、息がつまらないの」
そう、この少女は『不思議の国フローリア』の第1王女様だった
_蛍ちゃん！？
_そういう事？えぐ
旅人は考える、自分ならこの少女を助けれるかもしれない
だが、それはただ自分勝手な考えだ
旅人はだからこそ悩んでいる
そして、少女に選択肢を与える事にした
「貴方に聞きたいことがあります」
「なぁに？」
「こんな国から出て色んな景色を見ませんか」
「…？」
少女は旅人の質問が何を指しているのか分かっていない
「噛み砕いて話します、牢屋から出て、私と旅をしましょう」
「え…？私は…でも…」
旅人の言ったことが分かった少女は戸惑う
果たして、自分は自由になっても良いのか？なにも囚われないで良いのか？と、
少女が戸惑っているのが分かった旅人は言う
「良いんです。この世界は広い。貴方の様に囚われている人が旅人ととして生きているのもおかしくありません」
「でも、バレたら…」
「大丈夫ですよ？100年後の未来は皆死んでますから、それに周囲の人に迷惑をかけなければ何にも囚われなくて良いんですから。それに」
「それに…？」
旅人は少女の反応を見て笑う
「危険な事が起こっても私が守ってあげます」
_カッコイイ〜！
_えぇー！？好き！
_これは惚れるわ
「…迷惑では無いの…？それでは貴方に迷惑をかけてしまう…」
少女は不安そうに瞳を揺らしながら言う
「大丈夫です。私は天才ですから」
旅人は自信ありげに言う
少女は少し迷った後に言った
「連れてって」
「はい、仰せのままに」
旅人は少女の言葉に笑い言う
そして、手に持ったトランプの𝐉𝐎𝐊𝐄𝐑と少女を入れ替えた
_！？
_は！？今のマジック！？
_魔法とかじゃないとかえぐぅ！？
「えっ？私…出てる…？」
少女は突然起きた出来事に戸惑った様子で辺りを見回す
「分からなくても良いですよ、教える気もありませんので」
旅人はくすくすと笑いながら言う
「私に捕まって下さいね？怪我をしてしまいますからね」
バァン！
辺りに耳を劈くほどの大きな音が響く
ふと、見てみると鉄格子の隣の壁が大穴を開けた
「え…何をしたの？」
「ふふ、ほんの少しのマジックです」
そんな会話をしているとドタドタと足音が響いてきた
言うまでもなくあの警備員だろう
旅人は考えた
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月雫(プロフ) - きょきょさん» コメントありがとうございます！刺さってくれて嬉しいです！笑 (9月30日 1時) (
レス) id: 41e9467f43 (このIDを非表示/違反報告)
きょきょ - うわぁ〜！マジシャン系の子がタイプすぎてやばい、尊すぎる (9月30日 0時) (レス) @page14 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星 | 作成日時：2023年7月9日 20時
