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Episode 1. ページ1
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初めて会ったのは電車の中。
高校一年の春。入学してすぐのこと。
その日は寝坊して、いつもより少し遅い時間の電車に乗った。
通勤ラッシュ真っ只中の時間で満員電車に揺られる。
急いで乗り、押し潰されそうになっていた時に現れたのは、紛れもなく彼だった。
自然と前に立って庇っていてくれている。
そんな気がした。
制服は私と同じ。てことは同じ学校だよね？
先輩かな、？なんて思いながら最寄りの駅に着いた。
「あ、あの！」
『なに？』
「あ、ありがとうございました！」
ゆっくり振り返り特に何も答えることなく去っていった。
もっと、ちゃんとお礼すれば良かった。
でも、すぐに会える気がした。
何となく、直感で。そう思った。
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作者名：星 | 作成日時：2018年3月16日 22時
