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幼い頃、貴方は言った。
切「ねぇAちゃん!俺の個性でヒーローになれるかな??」
えーじろーくんは地味な個性って言うけど
えーじろーくんはいつも私を守ってくれるから
とってもかっこいい個性だと思うんだ。
『うん!!えーじろーくんならなれるよ!!だっていっつもA守ってくれるもん!!』
切「パァァァそっか!!俺頑張ってヒーローなる!そんでA守るんだ!!」
『ほんと!?えーじろーくんがまもってくれるなら安心だね!!』
切「おう!!ずっと一緒にいて俺が守ってやる!!やくそくな!」
『うん!!やくそく!』
「『ゆーびきーりげーんまーん。うそつーいたらはーりせんぼんのーます!ゆびきった!!』」
幼い頃そう約束したの…貴方は覚えてますか?
幼い私はまだ知らなかった。
ずっと一緒に…なんて言葉は絶対叶わないってこと。
『…ヒックいやだぁ…Aいぎだくない"。え"ーじろー…くんと…ヒック一緒にいるんだもん……ヒック』
切「大丈夫だって!!」
小学校の時、親の転勤で遠くに行くことになってしまった。えーじろーくんと離れるのが嫌で泣きじゃくっていた。
えーじろーくんだって泣きたかったはずなのに、
彼は泣かずに笑顔で言ってくれた。
切「俺、A守るためにヒーローになるから!その為にゆうえい!!絶対いくからな!Aも来いよ!!そしたら会える!」
『…ゆう…えい?ヒック』
切「おう!ゆうえいだ!!」
『…そしたら…ヒック…えーじろーくん…あえる?』
切「あえる!そんでまた俺が守れる!!」
『う"わぁぁんぞれでもやだよぉぉ』
親「ほらA!あんまり鋭児郎くんに迷惑かけないの!!…ごめんね、鋭児郎くん。最後まで駄々こねて…」
切「大丈夫だよおばさん!ったく、Aは俺が居ないと駄目だな〜」
そう言って彼はぎゅっと抱きしめてくれた。
優しく背中もさすってくれて、
気づけば私は寝ちゃってて
親「ありがとうね、鋭児郎くん。鋭児郎くんが居てくれて助かったわ。雄英頑張ってね!」
切「っはい!がんばります!」
切「…ッッ…A…。俺絶対ヒーローになるからな…ヒック…守ってやれるくらいつよくなってやる…」
__________その後目を覚ました私がまた泣き出したのは言うまでもない。
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無気力に自信が有る人 - 可愛い過ぎます〜!面白かったです! (2022年2月2日 15時) (レス) @page33 id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
sei(プロフ) - しるくちゃん。様 面白かったなんて...キュンキュンしたなんて!!勿体なきお言葉...番外編書くとか言いながらネタが尽きて完結したアホです←しるくちゃん様の言葉を励みにしてこれからも頑張って行きたいと思います!最後までご覧頂きありがとうごさいました! (2019年8月2日 23時) (レス) id: 9d02b07e2e (このIDを非表示/違反報告)
しるくちゃん。 - 初コメント失礼します……!とっても面白かったです!完結してしまいましたが本当にキュンキュンしました。ありがとうございました……! (2019年8月2日 19時) (レス) id: 9daa06b65f (このIDを非表示/違反報告)
sei(プロフ) - ハク様 ヒーロー科ではなく同じクラスでした..。ご指摘感謝致します。先程修正して参りました。 (2019年7月14日 21時) (レス) id: 13fea07351 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 物間もヒーロー科のはですが違うという設定でいくんですか? (2019年7月13日 16時) (レス) id: d970a11aae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sei | 作成日時:2019年7月11日 20時