検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:10,929 hit

第6話~貴方side~ ページ8

「ここだ。」

玲名ちゃんはアンティークな扉の前で止まった。扉には彫られた花が散りばめられていた。

私はそっとドアを開けた。ぎぃっと音をたてた扉の奥には可愛らしい空間が広がっていた。

決して広いとは言えないが、茶色と白とピンクを中心とした部屋だった。

私は荷物を下ろした。ふと、机を見るとストールの様な物があった。

「これ、何?」

「昔、戦隊物のヒーローごっこを晴矢とやっていたんだよ。その時に首に巻いてたヤツ。二人でどっちが早くヒーローになれるか?って競いあってたしな。」

よく見ると、ストールには所々泥が付いていた。

「今日はもう遅いから、早く寝ろよ?」

私は頷いた。

風呂に入って、ベッドへ入った。

ーーーーー嫌な夢を見た。

ギィィィィイッ!

トラックが男の人と女の人、私と幼い少年3人を引いた音だった。

「お、母さん……?」

この赤いのがお母さんなの?お母さんって、何?

「どうして……?どうして!どうしてよっ!」

涙がコンクリートに染み込んで行く。ふと、影が被さった。助けを求めるように私は顔を上げた。

「私は影山。君を仲間の所へ連れていく。」

私は夕日が沈む道路で手を引かれて、夕日へと消えていった。

第7話~貴方side~→←第5話~貴方side~



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
25人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

吹雪 - 「ヒーローとプリンセス」すごく面白いです!次の話が出るの待ってます♪ (2015年4月3日 18時) (レス) id: b034864a46 (このIDを非表示/違反報告)
セイ(プロフ) - AYMさん» 誕生日2月14日なんですか!私の従姉妹がそうなんでそうしてみました!更新頑張ります、ありがとうございます。 (2015年3月16日 17時) (レス) id: e4389d47c3 (このIDを非表示/違反報告)
AYM - 更新頑張ってください!後、私の誕生日も2/14なんですよwww(☆>∀<☆)スゲー (2015年3月15日 10時) (携帯から) (レス) id: 372a6bb225 (このIDを非表示/違反報告)
セイ(プロフ) - ももさん» ありがとうございます!うれしいです。 (2015年3月13日 21時) (レス) id: e4389d47c3 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ☆10しました~!頑張ってくださいな! (2015年3月11日 14時) (レス) id: 5e0e05ef1d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:セイ | 作成日時:2015年3月10日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。