ｐｒｏｌｏｇｕｅ ページ1
主ちゃんside
バキューン バキューン ガチャガチャ バッコーン
私はショットガンを下ろした。建物は崩れ、古い人類は居なくなり、残骸が転がっていた。
「ねぇ、サリュー。」
私はサリューの方を向かずに、崩れたエルドラドの建物を見ながら言う。後ろから、サリューの声が聞こえる。
「なんだい、アリス。」
「これで、いいの？」
少しの沈黙。風が2人の間を切る様に吹いた。冷たく頬を掠った。
「わかんないよ。けど、古い人類が消えた綺麗な世界になってるさ。」
「……。」
私達ＳＳＣは古い人類を、今日で全滅させた。ここにはＳＳＣしかいない。沢山のコンクリートの破片が、それを物語っていた。
「どうやって生きてくの？」
私はサリューに言う。サリューは何も言わずに、歩き出した。私もサリューに着いて行く。他のＳＳＣの子は着いて来なかった。
沢山の建物の破片。赤色の夕日が怖かった。ショットガンに目をやると、手が震えていた。あぁ、怖いのかもしれない。
「……。」
「……。」
沈黙のまま歩き続けた。
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もえのん - 更新がんばってください！優美さんの作品大好きですっ！ (2015年7月1日 18時) (
レス) id: 49d11e46fb (このIDを非表示/違反報告)
りん - 面白いです！楽しみにしてます！ (2015年6月16日 16時) (レス) id: b3b750d7a6 (このIDを非表示/違反報告)
優美(プロフ) - カンナさん» ありがとうございますっ 嬉しいです (2015年6月13日 17時) (レス) id: e4389d47c3 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 面白いです 続き楽しみにしています (2015年6月12日 0時) (レス) id: 11ba918df4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優美 | 作成日時：2015年6月11日 18時
