君と喧嘩した日 ページ2
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練習生の頃、この時は本当に楽しかった。
けど、やっぱり楽しい事ばっかりなわけじゃなくて。正直毎日きつくて凄く苦しい日々。
今日は皆見てわかるほどにピリピリしていた。
それがひしひしと伝わってくるからこそ、うまくやらないとって焦りと周りからのプレッシャーに押されて何回もミスを繰り返してしまった
TN「ねぇ、また間違えてる。」
「 分かってる、ごめん...」
TN「わかってないでしょ。わかってるなら何で何回もやっちゃうの。いつものAじゃない。」
「わかってるってば、うまく行ってないのは私が1番わかってるの、」
JO「まぁまぁ...笑 ほら、次頑張ろう。ね、Aもテンも。」
TN「だめだよ。ヒョンはAに甘すぎる。Aはもっとできる。」
「.....そういうのがやなんだってば。私も頑張ってる、皆についていける様に必死に頑張ってる、迷惑かけてるのなんて痛いくらい分かってるのに。」
違う。こんなの言いたいんじゃないの。
TN「....頑張ってるのは皆同じ。だからAが頑張ってるのも俺ちゃんとわかる。けど、今日はミスが多いよ」
「テンだってさっきから重心が乱れてる。私にばっかり言ってテンも間違えてるじゃん。」
私が間違えてるのは分かってる、なんで、悪い言葉が頭の中ぐるぐる回って気持ち悪い。
私達の言い合いで場の空気もそれはそれは、最悪。
TN「はぁ....Aちょっと頭冷やそうよ」
「そっちこそ冷やした方がいいよ。」
TN「ねぇ、ほんと怒るよ。」
「.........い。」
TN「なに？聞こえない」
「....テンなんか嫌いだって言ったの！！」
私の言葉を聞いた瞬間、テンが本気で怒った時の表情をした。
TN「.......もういい。まじで知らないから。」
そう言い残してバタン、と扉を思いっきり締めて出て行ってしまった。
私が悪い。あんなの1番言っちゃいけないのに。
JO「待っ....はぁ。A。本当に....2人とも頭冷やせ。」
「......ごめんなさい。」
じゃにおっぱまで怒らせちゃった。もう嫌だな。全部辞めたい。
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作者名：のちゅにむ | 作成日時：2022年1月24日 15時
