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地図を見ながら誰もいなくなった廊下を歩いていると人影を見つけた。時間的に生徒ではないだろう。その人物はこちらに気づいたようだ。
｢あ!君が暁さんかな?僕は君のクラスの担任。これからよろしくね!｣
『よろしくお願いします』
なんて声かけようか困っていたから有難い。でも、長年会話をあまりしていなかったAからすれば、話しかけて貰ってもあまり変わりはない。
｢僕が入ってって言ったら入って来てくれ｣
『わかりました』
クラスはどんな感じなんだろう。というか学校の雰囲気すら分かっていないのだが。
｢それじゃあ入って来て!｣
遂に登場だ。第一印象が大事とかよく聞くし。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
『……はじめまして。暁 Aと言います。ここには親の都合で来ました。よろしくお願いします!』
｢じゃあ暁さんは…好きなとこに座っていいよ!｣
本で学校はルールが厳しいと書かれていたが、案外そんなことないのかもしれない。楽しくやっていけそうだ。
それにしても空席が多い気がする。あまり学校に来れていない人がいるのだろうか?少なくとも4席空いている。
ま、それはともかく。
このクラスは召喚者は…5人いる。という事はこのクラスに固めておいてくれたのだろう。心の中で校長先生に感謝を言う。
教室を見渡して空いている席を確認する。なるべく召喚者の近くがいいのだが。青眼の人の隣が空いている。そこにしようか。
『すみません。よろしくお願いします』
青眼の人は一瞬目を細めたが、すぐに笑顔に戻った。
｢…いいよいいよ!俺の名前はらっだぁ!よろしくね!｣
"らっだぁ"という不思議な名前を疑問に思いながらも席に着いた。おそらく、あだ名か何かだろう。
｢じゃあ、1時間目は質問タイムでいいよー｣
本にはルールが厳しいと書かれていただけで、本当はこんな感じなのかもしれないと思い始めた。
｢Aちゃんって彼氏いるの?｣
『いないよ。つくる気もないかな』
｢勉強って得意?｣
『あまり出来ないかな…』
｢俺の事タイプ?!｣
『え、まったく』
｢目の色黒とかじゃないね!何か出来るの?｣
『出来るけど秘密』
｢髪サラサラだね!いつもどうやってるの?｣
『特に何もしてないよ。あなたの髪の方が綺麗だよ!』
rd｢……Aちゃん!!｣
『えっはい』
rd｢放課後、生徒会室に来て!あ、会長命令ね!｣
何かやってはいけないことはやってしまったんじゃないかと思い、振り返るが質問にしか答えてない。
『やっぱり初めての場所は慣れないな…』
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招き猫(プロフ) - ズッキーニさん» コメントありがとうございます！一応名前は間違っておらず、｢暁｣という偽名の苗字で入室したって感じです。応援のコメント嬉しいです！頑張ります！ (2020年11月15日 12時) (
レス) id: 88897fe664 (このIDを非表示/違反報告)
ズッキーニ - 6話目の夢主の名前の表記、暁月（偽名）になってますよ！ こう言う系の夢小説めちゃくちゃ好きです（突然の告白） 頑張れ！ (2020年11月14日 15時) (レス) id: bdfc63fe3f (このIDを非表示/違反報告)
招き猫(プロフ) - 紅葉さん» あ、あざす！こっちも紙作品ですって？！その通りです！ ほんと、あざっす！亀更新で頑張ります！ (2020年3月12日 17時) (レス) id: 88897fe664 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - チッスチッス← やっぱり此処の人達は仲がよろしいんですねw 此方も神作品ですね!? 更新頑張ってください！無理しない程度でファイトです！ (2020年3月12日 17時) (レス) id: 9cddad8678 (このIDを非表示/違反報告)
招き猫(プロフ) - 狐さん» おお！頑張っとくれ！ (2020年1月26日 7時) (レス) id: 88897fe664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：招き猫 | 作成日時：2019年9月8日 22時
